回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
日貿産業株式会社
| 事業者名 | 日貿産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 横手市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 136人 |
| 資本金 | 9,900万円 |
| 設立 | 1960年 |
株式会社日帝産業(横手市)はトップアパレルの一流ライセンス商品を中心に生産する縫製会社で、レディース物の高級コート・ジャケット・ブラウスなどをメインとしている。海外縫製工場でのアパレル生産が多数を占めるなか、縫製品質や少量・短納期の柔軟対応を重視し、同社と取引するアパレルメーカーは多い。自社一貫生産(受注、縫製パターン作成、裁断、縫製、プレス検品、出荷)を強みとしている。
抱えていた課題
やったこと
生地メーカーから納入された生地の原反を裁断前に最新のスポンジングマシンで伸ばし、生地に内在する収縮、伸張、歪みを解消した。各工程に最新のスポンジングマシン、パターンシーマー、人体プレス機を導入した。縫製データの作成、型押さえ作成、各部署への振り分けなど生産システムの構築に力を注いだ。可能な限りのパーツを自動縫製にし、未経験者でも精度の高い製品生産を可能にした。
スポンジングマシンにより生地の収縮や歪みが解消され、縫製が均一化して作業時間が短縮された。パターンシーマーの導入で一部工程の脱技能化が進み、未経験者を早期に戦力化できるようになった。ワークシェアにより工程間の時間ロスが低減し、製造リードタイムが短縮された。未経験者でも精度の高い製品を生産でき、生産性が向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自社一貫生産や熟練者依存からの脱却が書かれており、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
トップアパレルの一流ライセンス商品を中心に生産し、縫製品質や少量・短納期対応で取引が多いと書かれ、強みは読み取れる。
人手不足による生産性低下と技術力低下を課題として挙げ、自動機械導入で未経験者でも高品質生産できる体制へ向けた対策が具体的に書かれている。
ワークシェアや製造リードタイム短縮は書かれているが、付加価値や賃上げの目標値や数値は示されていない。
生産システム構築に力を注いだこと、未経験者の早期戦力化が書かれ、体制の一端はうかがえるが人材や事務体制の詳細は薄い。
高品質・少量短納期の柔軟対応で取引先が多いと書かれ、選ばれる理由は読み取れるが顧客ターゲットの整理は薄い。
ウールの縮絨加工の自社化や人体プレス機による直接店頭搬入対応など今後の活動予定が書かれ、スケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
縫製業は一般的な分野で、高級コート等の高水準品を扱うとあるが、新市場性を裏付ける記述は少ない。
労働集約型縫製業の人手不足という課題は書かれているが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
均一化による作業時間短縮やリードタイム短縮が書かれているが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
スポンジングマシンやパターンシーマーなど自動化設備の導入は書かれるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
秋田県横手市の創業企業として長年操業してきたことが書かれ、地域との関係はうかがえるが成長牽引の記述はない。
ウールなどを加工する段階でスポンジングマシンを活用し、生地メーカーでの縮絨加工を待たずに自社で縮絨加工から縫製まで行えるため、さらなる短納期が期待される。トレンチコートを得意とするラインでは、メーカー倉庫への搬入が減り店頭直接搬入が増えており、人体プレス機が出荷形態の変化にも寄与すると期待されている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分