ものづくり補助金平成29年度製造業福岡県

自動縫製機増強とCAD導入でカーテンメーカー縫製No.1を不動に!

有限会社ウインドデコール

この事例のポイント

  • ヒダ取りと裾縫いの工程は立体化が品質を左右するが、担当者の技術的な習熟度によって品質に差が出ていた。
  • コンピューター制御の縫製機、ヒダ取り機およびCADを導入し、ヒダ取りと裾縫いの工程を機械化した。
  • ヒダ取りと裾縫いの工程が機械化され、仕上がりの個人差がなくなった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ウインドデコール
所在地福岡県 福岡市
業種繊維工業
技術分野立体造形
従業員数31人
資本金300万円
設立1992年

事業の背景

有限会社ウインドデコールは高級ホテルや結婚式場向けのオーダーカーテン縫製を主力とし、カーテンメーカーやゼネコンから発注を受けてきた。20年以上の実績があり、仕上がりの品質と短納期対応への要望に応えてきた。納入先は高級ホテルなどが多く、ドレープカーテン、レースカーテン、特殊カーテン、ローマンシェードなどを手掛けている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度ヒダ取りと裾縫いの工程は立体化が品質を左右するが、担当者の技術的な習熟度によって品質に差が出ていた。
  • 人手・技能個人の設計ノウハウに負担が集中しており、属人的な作業から脱却する必要があった。
  • 納期・工程手書き図面から型を起こす際に多くの工程と手間・時間を要していた。

やったこと

コンピューター制御の縫製機、ヒダ取り機およびCADを導入し、ヒダ取りと裾縫いの工程を機械化した。自動化により担当者の技術差による仕上がりのばらつきをなくす生産工程を構築した。CADシステムを導入し、データの蓄積やCAD図面からの型の出力を可能にした。これにより、個人のノウハウに頼っていた設計作業の負担を軽減した。

加工機カーテンヒダ縫自動機
加工機裾三巻縫自動縫機
加工機ヒダ取り機
ソフトCADシステム

事業の効果

ヒダ取りと裾縫いの工程が機械化され、仕上がりの個人差がなくなった。作業時間は大幅に短縮され、特殊カーテンでも顧客の高品質・短納期の要請に対応できるようになった。型の作成に要していた工程と時間も大幅に短縮され、当初想定以上の成果が得られた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    20年以上のオーダーカーテン縫製実績と、メーカーの要請に応えてきた経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    高級ホテルや結婚式場を納入先とし、仕上がりや短納期への対応力が強みとして書かれているが、市場動向の分析は少ない。

  • 課題の認識と解決4

    ヒダ取りと裾縫いがネック工程と特定され、自動縫製機とCAD導入で作業時間が50%程度削減したと具体的に書かれている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    作業時間50%削減は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    社員のスキルは高いと書かれるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高品質・短納期への対応が顧客から選ばれる理由として書かれているが、ニーズの裏付けは具体性が薄い。

  • 事業化までの道筋3

    CAD導入の判断過程や導入後の効果は書かれているが、中長期の課題検証やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    特殊カーテンなど高品質品を手掛けるとあるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    作業時間50%削減と想定以上の効果が書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    コンピュータ制御の縫製機やCADによるデータ蓄積は書かれるが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    福岡市南区の企業であることは書かれるが、地域の特性を活かした経済成長への寄与は読み取れない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

補助事業で得た経験を今後も生かし、補助金を有効に活用していきたいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。