回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
秋田印刷製本株式会社
成果製品検査時間が42%削減できた。
| 事業者名 | 秋田印刷製本株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 秋田市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 49人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1950年 |
ビジネスフォーム印刷への取り組みを通して培った技術対応と、お客様のニーズを尊重したアイデアの提案を基本に事業を行ってきた。プリンタ出力に対応した、糊付けの重なりのない二つ折り型封筒(主に薬袋)を製造し、封筒業界の仕様とは競合しないアイデアで商品を提供している。地元企業とのコラボ企画や新商品開発にも取り組み、従来の印刷業の枠にとらわれない事業展開を行っている。
抱えていた課題
やったこと
新規に専用製袋機を導入し、効率的で平面性が良く紙歪みの少ない封筒を製造できるようにした。糊付け不良検知機能付きのセンサーカメラを搭載し、高速で動く紙に塗布された糊付け部分を連続で撮影して画像認識で判別することで、周囲の温度・湿度・ノイズの影響を受けずに検査スピードを上げた。製袋機には独自のカスタマイズとして、検査機器・糊タンクのサイズ変更、糊付け検査用センサーカメラの設置、プレス機能の強化、折り加工ローラーの改良を施した。封筒を四六半切りサイズ(560mm×940mm)に大型化し、汎用性を高めた。
| 加工機 | 専用製袋機 |
|---|---|
| 検査測定 | カメラセンサーユニット |
| 検査測定 | 検査装置 |
新しい製品・サービス:四六半切りサイズ(560mm×940mm)の大型プリンタ出力用封筒
センサーカメラの導入で、糊付け部分の不良品の擦れや途切れの発見率が格段に上がった。後工程は汚れと曲がりの検査のみとなり、製品検査時間が42%削減でき、糊付け不良に関するクレームも発生していない。専用製袋機の導入で紙歪みと紙シワが減り、整備・清掃の時間が短縮されたほか、糊タンク増量で補充回数が半減し、プリンタ印刷時のカスレやニジミも低減した。短納期と大ロット受注が可能になり、1点あたりの受注引受可能量が200%に増加し、新規受注が年間約90件増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ビジネスフォーム印刷の技術やアイデア提案を基本とする事業展開が書かれ、折り機兼用の製造方法を専用製袋機に切り替える流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
プリンタ出力対応の二つ折り封筒(薬袋)を独自に製造し、封筒業界の仕様と競合しない点は読み取れるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
手作業の製袋後検査が作業・検査時間の課題と明記され、検査時間42%削減、年間約90件の新規受注増など、課題と成果が数字で結びついている。
糊タンク補充回数の半減、1点あたり受注引受可能量200%増、新規受注年間約90件増など数値目標に近い成果が示され、実現の見込みが読み取れる。
設備の導入やカスタマイズを自社で行ったことはうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。
プリンタ出力対応の糊重なりのない封筒、薬局や病院への拡販、短納期・大ロット対応など、顧客ターゲットと選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の展開として薬袋の拡販や大型封筒の製造、アイデア商品の展開が書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
糊重なりのない二つ折り型封筒の製造、封筒サイズの四六半切り大型化など、業界仕様と異なる独自製品で高付加価値化を図る点が具体的に読み取れる。
地元企業とのコラボ企画や社会貢献の姿勢はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は乏しい。
新規受注が年間約90件増加、検査時間42%削減、受注引受可能量200%増など、投資に対する成果が数字で示されている。
カメラによる画像認識で糊付けを判別する先端技術の活用は読み取れるが、サプライチェーンやイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
秋田市の企業で地元企業とのコラボ企画が書かれているが、地域の特性を活かした付加価値や地域経済への牽引効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
これまで数量や納期の問題で受注できていなかった薬局や病院などへアプローチし、プリンタ出力対応薬袋の拡販を進める。定型封筒より大きなプリンタ出力用封筒で新たな需要を獲得する。封筒をベースにした汎用性のあるアイデア商品を展開し、新規受注を2倍に増やす。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。