新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
太平洋印刷株式会社
| 事業者名 | 太平洋印刷株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 我孫子市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 従業員数 | 85人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
当社は事務用帳票、フォーム印刷の専門会社で、いわゆるBtoBの事業を中心としてきた。印刷需要は人口減少、少子化、白紙化、ネット化により従来の仕事が少なくなりつつある。一方で日本には約200万人の外国人が居住し、2000万人以上の海外からの訪問客があるとされる。
抱えていた課題
やったこと
スマホで撮影した写真を、スマホアプリで実際のハガキにして送り先へ発送するシステムを開発した。ソフトウェア開発メーカーと仕様打合せを繰り返し、写真のアップロード、色々な形状のハガキの選択、送り先指定等の機能を操作性、視認性に配慮して完成させた。アプリで指定された形状データを実際のハガキに加工するためカッティングプロッタを導入し、スマホアプリから送信されたデータの受信、カッティングプロッタへの転送、加工までのシステム連動を図り、加工体制を構築した。アプリの内容を英語に翻訳し、iOSとアンドロイドOSの両方に対応させた。
| 加工機 | カッティングプロッタ |
|---|---|
| ソフト | スマホアプリ(写真をハガキにして発送するシステム) |
| 加工機 | デジタル印刷機 |
新しい製品・サービス:スマホで撮影した写真からハガキを作り郵便で届けるサービス。様々な形状のハガキに加工でき、ポップアップ名刺や飛び出すカタログなどの販促物も制作可能になった。国際郵便で世界中に届けられる仕組みも作った。
スマホで撮影した写真やお便りの内容を、デジタル印刷機で印刷しハガキにして送れるようになった。アプリは英語対応となり、iOSとアンドロイドの両方で利用できる。ハガキは四角以外の様々な形状に加工できるようになった。BtoBからBtoCへ事業を広げ、新しい業容に進出できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来は事務用帳票・フォーム印刷専門だったが、補助事業でBtoBからBtoCへ進出したと社長一言にあり、事業の展開方向は読み取れる。
在留外国人200万人・訪日客2000万人という外部環境の数字は示されるが、自社の経営資源との対比による競争優位の説明が薄い。
写真付きメールの代替として心のこもったハガキを届ける課題認識はあるが、高付加価値化の数値目標や収益計画は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ソフトウェア開発メーカーと仕様打合せを繰り返し、加工体制や英語・iOS/Android対応を構築したと記載があり、遂行体制の一端がうかがえる。
写真付きメールでは伝えられない心のこもった物を届ける価値、旅行先の様子や作品の伝達など利用者像が具体的に書かれている。
アプリ開発、カッティングプロッタ導入、加工体制構築と段階は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
スマホ写真を実物のハガキにして郵送する形式で、ポップアップ名刺など高付加価値品も挙げられているが、分野の認知度や高価格化の水準は示されない。
国際郵便での世界への発送や海外需要の拡大可能性にわずかに触れるが、経済波及効果や雇用創出の記述は見られない。
公開されている事例からは読み取れません。
スマホアプリとデジタル印刷・カッティングプロッタを連動させた受注から加工までのシステム連携が示され、IT利活用の側面が読み取れる。
印刷業界が人口減少や白紙化で縮小する中、新分野へ進出したとの記述がわずかに構造転換をうかがわせる。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は当該アプリの広告、宣伝に努め、利用の輪を広げて世界中へ事業を拡大することを期待している。国内需要に加え、日本に滞在する外国人が母国へ発信する国外需要の発展も見込む。新しい技術を活用して独自企画に取り組み、新規性に富む事業に注力したい。
従来、当社は事務用帳票、フォーム印刷専門の会社でしたが、この補助金による事業展開により、いわゆるBtoBからBtoC分野に進出することができました。
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%