新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
株式会社 プロジェクトIPA
成果1着あたりの生産時間 16時間→7時間
| 事業者名 | 株式会社 プロジェクトIPA |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 東成瀬村 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 情報処理 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2009年 |
株式会社プロジェクトIPAは、多品種少量生産で特殊素材による特殊縫製を手がけている。防火服はCEマーク(EU加盟国への輸出基準要件を満たすことを証明するマーク)販売業者に納品しており、高い耐熱性・運動機能性・快適性等の基準をクリアする生産技術を持つ。小ロットながら高度な技術を要し単価も高い消防服等の特殊縫製の受注を増やし、同業他社との差別化を図りたいと考えていた。
抱えていた課題
やったこと
厚みのある生地の裁断工程の一部を、アパレルコンピュータシステムと自動延反機の導入によりIT化・自動化した。裁断作業の一部を従業員と共有して多能工化し、代表者個人に依存しない生産体制を作った。あわせて、難燃性の糸で縫い目を丈夫に縫い合わせるミシン、蛍光テープ等を強く貼り付けるためのアイロン、ボタンやファスナーの強度を確保するドット打ち機を導入し、製造ラインの工程を見直した。本縫自動糸切ミシンも導入し、裁断から縫製、部品付けまでのトータルの作業時間を短縮した。
| その他 | アパレルコンピュータシステム(マーカープロッタ) |
|---|---|
| 加工機 | 自動延反機 |
| 加工機 | 本縫自動糸切ミシン |
| 加工機 | ドット打ち機 |
| 加工機 | 難燃性の糸に対応したミシン |
| その他 | 貼付用アイロン |
新しい製品・サービス:特殊素材を使った救助服、レスキュー隊特注ベスト、森林作業用衣服などの安全配慮型作業服
製造ライン工程の見直しと裁断作業の自動化により、1着あたりの生産時間が16時間から7時間に短縮され、年間で生産可能着数が100着以上増加した。残業時間が減り、納期短縮が可能になったことでより多くの受注につながった。事前に縫製パターンを受け取って作業に早く取りかかれるようになり、メーカーの希望納期にも対応できるようになった。裁断作業を従業員と共有したことで経営者の負担が減り、営業活動等に専念する時間が生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
特殊縫製の受注増加による他社との差別化を取組のきっかけとし、消防服等の特殊縫製を手がける事業との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
消防服はCEマークを取得した販売業者へ納品し、高い耐熱性等の基準をクリアする高度な生産技術を有していると具体的に書かれている。
生地裁断の属人化・非効率を課題として明示し、裁断工程のIT化・自動化で1着16時間を7時間に短縮する具体策がある。
生産時間が1着16時間から7時間に削減され、年間100着以上の生産可能着数増加という実績に基づく数値目標が示されている。
裁断作業の一部を従業員と共有し多能工化を進めたとあるが、従業員数9人の体制や事務処理面の記述は具体性が薄い。
消防服の高度な基準対応や納期短縮による受注増が記載され、選ばれる理由と顧客ニーズが具体的に整理されている。
ミシンやアイロン等の工程見直しと今後の展開が書かれるが、スケジュールや中長期の検証内容は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
多品種少量の特殊縫製で高度な技術を要し単価が高いとあるが、市場の普及度や高価格化の水準を示す記述は限定的。
消防服等の特殊素材は輸入品が多く、新分野の安全作業服を開発するとあるが、波及効果や雇用創出の記述はわずかにうかがえる程度。
生産可能着数が年間100着以上増加し、残業時間の減少と納期短縮による受注増が数字つきで示されている。
アパレルコンピュータシステムや自動延反機の導入はあるが、地域やサプライチェーンへの貢献としては記述が限られる。
公開されている事例からは読み取れません。
東成瀬村の地域性への言及は薄いが、特殊縫製の高付加価値化と新分野商品開発の方向性は読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
防火服の販売を手がける納入先と共同で新たな難燃素材や特殊縫製を使った商品を開発し、特殊縫製の売上比率増加と売上拡大を図る。救助服やレスキュー隊特注ベスト、森林作業用衣服など輸入品が大半を占める新分野で、日本人に合った寸法の安全に配慮した作業服の商品開発を具体化する。
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
わかめ太茎のカット工程に高速裁断機を導入した。
効果:わかめ太茎1人あたりの裁断作業時間 120分→5分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分