多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社一戸ファッションセンター
成果裁断時間(30枚重ね2型) 60分→7分
| 事業者名 | 株式会社一戸ファッションセンター |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 一戸町 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 53人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1990年 |
当社は岩手県北地域でアパレル事業者が集積する地域にあり、地元の女性技術者を中心に素材や仕様にこだわった婦人服を製造している。主な製品はブラウス、ワンピース、スカート、ジャケット、コートである。ブラウスやワンピースなどの婦人服の生地は柔らかく繊細な素材が多く、扱い方の難しい生地が増えてきている。
抱えていた課題
やったこと
新規に導入した高速自動裁断機は、生地を3cmまで重ね、吸引搬送裁断装置で生地を吸引したまま送って裁断する仕組みである。生地巾1.2m×長さ4.5mの生地に婦人服型を2型入れ30枚重ねの場合、従来の裁断機は手作業で約1時間必要だったが、高速自動裁断機は約7分で終えられる。芯貼りのあるパーツをまとめて表地に芯地を貼り付けてから裁断することで、10着あたり約1時間の時間短縮が図られている。CCDカメラを搭載し、生地の曲がりを感知すると自動調整するため、裁断時の生地のずれは起こらず、裁断の仕損じもなくなっている。さらに、延反から裁断まで1人で作業でき、欠勤対策として3名の社員に操作を習得させている。
| 加工機 | 高速自動裁断機(CAM) |
|---|
裁断の時間短縮と省力化により生産性と品質が向上した。裁断時間は大幅に短縮され、裁断の仕損じもなくなった。省力化された人員を縫製現場に配置でき、生産性向上につながっている。捻出された時間は社員教育に充てられ、技術力向上と新規取引先開拓、業績向上へつなげていく計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の縫製・婦人服製造に裁断工程の効率化を組み合わせ、社員教育や取引先開拓につなげる方針が示されている。過去の取組との一貫性は読み取りにくい。
多品種小ロット生産や高級ブランド縫製の受注実績を踏まえ、高速自動裁断機で裁断速度と精度を高める強みづくりが具体的に述べられている。
裁断時間が手作業約1時間から約7分に短縮、サンプル裁断が3型/日から6型/日へ増えたなど、課題と効果が数字で示されている。
10着あたり約1時間の時間短縮や裁断人員の2人から1人への削減が数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員一人ひとりが3工程を1年以上教育されており、3名に裁断機操作を習得させ欠勤に備える体制が具体的に書かれている。
あらゆる婦人服の生地を迅速・正確に裁断する点や、高級ブランドの縫製実績は示されるが、顧客ターゲットとニーズの裏付けは具体性が薄い。
導入後に社員教育や製品企画へ注力する方針は書かれているが、中長期の検証やスケジュールは具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
婦人服の多品種小ロット生産で高級ブランドを手がける点は触れられるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は少ない。
岩手県北地域のアパレル事業者集積に触れているが、雇用創出や経済波及効果を国が補助する根拠としては書かれていない。
裁断工程の効率化で人員配置が改善し生産性が上がったとあるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
CCDカメラによる生地の曲がり自動調整などデジタル技術の活用は書かれているが、地域やサプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
岩手県北地域の集積や地元の女性技術者を中心とした体制に触れており、地域特性を活かした取組がうかがえるが、成長効果の数値は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
裁断の効率化で捻出された時間を社員教育に充て、技術力を高めて、メーカーの信頼獲得、新規取引先開拓、業績向上につなげていく。今後も社員のスキルアップに注力し、製品の企画開発に挑戦して付加価値を高め、魅力ある職場環境の整備に努めたい。
アナログからデジタルへの移行が進み、縫製の現場も変化してきている
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
高レスポンス大型(NC)操作フライス盤を導入し、段取りレスで大型かつ多様な切削加工ができるようにした。
効果:段取り時間 2時間→0.5時間