ものづくり補助金平成25年度製造業山形県

深絞り真空機導入による新商品開発と新規市場開拓

株式会社サラミ家

この事例のポイント

  • ほとんどの製品は袋物のため、一度開封すると冷蔵庫で保存しても2〜3日以内に食べきらなければならず、開封後1週間程度で劣化する可能性があった。
  • 深絞り真空機を導入し、製品を入れる型を作ってドライソーセージを1本ずつ型に入れ、真空パックする工程を構築した。
  • 小さいサイズのドライソーセージを1本ずつ真空パックで製品化できるようになり、全体の売上が上がった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サラミ家
所在地山形県 山形市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数33人
資本金7,500万円
設立1987年

事業の背景

当社はサラミソーセージやドライソーセージなどの食肉製品を製造・販売している。製品は添加物を必要最小限しか使用していないため、開封後の保存期間が短いという特徴があった。既存製品は1本真空パックより大きいサイズが中心だった。アミューズメント業界からは小さいサイズの製品化が以前から要望されていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度ほとんどの製品は袋物のため、一度開封すると冷蔵庫で保存しても2〜3日以内に食べきらなければならず、開封後1週間程度で劣化する可能性があった。
  • 新製品・新技術アミューズメント業界から以前より求められていた1本真空パックの小さいサイズの製品を、設備導入費の負担からつくれずにいた。

やったこと

深絞り真空機を導入し、製品を入れる型を作ってドライソーセージを1本ずつ型に入れ、真空パックする工程を構築した。小さいサイズの型を作ることが可能になり、1本ずつ真空パックされた新商品が商品ラインナップに加わった。従来は小さいサイズの製品を袋に詰めて真空をかけていた。型に入った状態で製品が流れてくるため、流れ作業の効率が良くなった。

加工機深絞り真空機

新しい製品・サービス:1本ずつ真空パックされた小さいサイズのドライソーセージ

事業の効果

小さいサイズのドライソーセージを1本ずつ真空パックで製品化できるようになり、全体の売上が上がった。導入当初は手間がかかり時間を要していたが、現在は作業の流れが確立し、効率よく生産できるようになった。アミューズメント業界に加え、スーパーやコンビニからも要望があり、新市場の開拓も進みつつある。1本ずつ真空パックにしたことで好きな分だけ食べられ、残りも保存できるため子どものいる消費者にも好評である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均1.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    既存の袋物製品の課題に対応する設備導入で、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは記載がない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    小サイズ製品の要望がアミューズメント業界からあったことは書かれるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は読み取れない。

  • 課題の認識と解決3

    既存製品が開封後1週間程度で劣化する課題が示され、1本ずつ真空パックで解決する方向性は読み取れるが、高付加価値化の計画は具体性が薄い。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    売上が上がっていると記載はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、数値も読み取れない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    アミューズメント業界やスーパー、コンビニからの要望、子どもを持つ消費者にも好評で、保存できる点が選ばれる理由として具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後はおつまみ系等の新商品開発に取り組むとあるが、スケジュールや課題の解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    1本ずつ真空パックされた小サイズのドライソーセージは、同分野で一般的ではない取組と読めるが、普及度や高価格化の根拠は具体性が薄い。

公的補助の必要性20%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    山形市の事業者である点はうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済成長への言及は読み取れない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

小さいサイズの製品は今後も需要が見込める。ドライソーセージに加え、おつまみ系などの新商品開発に取り組み、さらなる新市場の開拓を目指す。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。