自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
会津コスモス電機株式会社
| 事業者名 | 会津コスモス電機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 会津若松市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,接合・実装 |
同社は東京コスモス電機の国内主要生産拠点として、電子部品や自動車用電装品の製造・販売を行っている。生産品目には自己温度制御型面状発熱体や自動車用各種センサーなどがある。主力の回転角度位置検出センサーは、日本・世界の一流自動車メーカーに搭載されており、品質向上が責務となっている。
抱えていた課題
やったこと
CNC自動旋盤とバレル研磨機を導入し、軸受の内径をスパロール加工(金属表面をローラーで押しつぶす加工法)で仕上げた。これにより粗さがなくなり滑らかな表面に加工でき、寸法のバラつきも最小限にとどめて2/1000mmという高精度を保てた。ロータのシャフト寸法のバラつきを抑えるため電動射出成形機も導入し、内径の下穴寸法を最適な値にする試作と、ロータのシャフト径寸法精度の向上を実施した。
| 加工機 | CNC自動旋盤 |
|---|---|
| 加工機 | バレル研磨機 |
| 加工機 | 電動射出成形機 |
内径寸法のバラつきを26.0%低減し、2/1000mmの高精度を保てるようになった。ロータのシャフト部寸法のバラつきは約44.6%低減した。寸法精度の向上により、完成品のセンサーのヒステリシスのばらつきを24.3%、出力直線性を40.5%低減できた。この技術は農機具・二輪車・モーターボートなどのエンジン周りの部品にも汎用されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
外注していた軸受部品を自社生産へ切り替えた経緯が書かれ、過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
自動車メーカーへの搭載や受注増加が触れられるのみで、市場動向や自社の競争優位の強み・弱みの分析は読み取れない。
完成品の寸法精度不足という課題を認識し、CNC自動旋盤導入後の内径バラつき26.0%低減、ヒステリシス24.3%低減など数字つきで効果が示されている。
内径バラつき26.0%、ロータ軸部44.6%、ヒステリシス24.3%低減、出力直線性40.5%低減と数値目標に近い結果が示されている。ただし将来の付加価値・賃上げ目標は書かれていない。
従業員数や人材配置、事務処理体制についての記述はなく、新設備の操業について「比較的スムーズ」とあるのみである。
高精度で品質向上しつつコストを上げない価値や、農機具・二輪車等へ汎用する点は触れられるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
今後は社内生産を増やし生産性向上と利益増加を図るという方針は示されるが、スケジュールや課題解決方法の具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度の回転位置検出センサーで高付加価値化を図る方向は読み取れるが、分野の普及度や高価格化の水準を示す記述は薄い。
農機具・二輪車・モーターボートへの汎用という波及はうかがえるが、国が補助する理由となる雇用や経済波及効果の記述はない。
性能や寸法精度の改善率は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数字は書かれていない。
CNC旋盤やバレル研磨など既存のノウハウを生かした改善にとどまり、先端デジタル技術や地域・サプライチェーン全体への貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
会津若松市の工業団地に立地することは分かるが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への寄与は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は社内生産をさらに増やし、生産性の向上と利益の増加をより一層進めていく。NC制御装置では細やかな製造条件の設定により、製造工程を増やさずに品質向上に貢献できると考えている。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分