回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
茨城プレイティング工業株式会社
成果生産能力 1倍→3倍
| 事業者名 | 茨城プレイティング工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 北茨城市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 48人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1979年 |
1979年の創業当初はテレビ、オーディオ機器、ウォークマン、ビデオの機構部品へのめっき加工を行っていた。90年代に入りセットメーカーの生産拠点が海外へ移転し、国内では簡易で生産数の多い製品の生産が急減した。国内に残ったのは小ロットで難易度の高い製品で、電子部品用接触素子のような微細部品は熱処理・化学研磨・洗浄・乾燥などの品質と納期、コストへの顧客要求が高かった。
抱えていた課題
やったこと
SK材専用の熱処理炉を導入し、必要な硬度を得るための熱処理条件を試行錯誤の末に確立した。袋穴製品の内部めっきのために真空超音波装置と特殊乾燥機を導入し、微細部品のめっきを量産できるようにした。化学研磨後の寸法測定には高性能の画像寸法測定器を導入し、複数の寸法を瞬時に個人差なく測定できるようにした。これらの設備導入と効率化により、3倍の生産能力を獲得した。
| 加工機 | SK材専用熱処理炉 |
|---|---|
| 加工機 | 真空超音波装置 |
| 加工機 | 特殊乾燥機(遠心分離乾燥機) |
| 検査測定 | 高性能な画像寸法測定器 |
熱処理からめっきまでの一貫生産体制が整い、微細な電子部品用接触素子を高い品質で量産できるようになった。寸法測定も個人差なく瞬時に行えるようになった。顧客からの品質、納期、コストへの高い要求に応えられる体制が確立した。今後は大口受注にも対応し、新規受注につなげる方針である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1979年創業からテレビ・ウォークマン部品のめっきを手がけ、国内に残った微細部品へ事業を移した経緯が書かれている。
海外移転で簡易量産品が減る中、微細・複雑形状へのめっきに注目し、熱処理からめっきまで一貫体制で競合に対抗すると書かれている。
熱処理条件の未確立や寸法管理の課題を認識し、SK材専用炉や画像寸法測定器の導入で解決したと具体的に書かれている。
設備導入と効率化により3倍の生産能力を獲得したと数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員48人、代表取締役が事例に登場するが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の記述は読み取れない。
袋穴など複雑形状への均一膜厚めっき、線径20μmの微細スプリングへの対応など、選ばれる理由が具体的に書かれている。
熱処理条件の試行錯誤を経て確立したことや今後の大口受注対応方針は書かれているが、スケジュールや検証方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
微細部品の袋穴内部へ均一膜厚でめっきする加工を、加工できる会社が少ない領域として高付加価値化していると書かれている。
国内の製造現場に残った小ロット・高難度製品を扱う点はうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
設備導入で生産能力3倍という成果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加は書かれていない。
画像寸法測定器による個人差のない測定など技術導入はあるが、サプライチェーンのイノベーションへの貢献は書かれていない。
国内に残る高技術・微細部品分野への転換が書かれており、構造転換との関連がわずかにうかがえる。
北茨城市の立地は示されるが、地域特性を活かして雇用や地域成長を牽引する記述は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
電子部品用接触素子へのめっき加工は難易度が高く、微細化が進むため今後も需要が期待できる。大口受注にも対応できることから、微細部品へのめっき加工を強みとしてアピールし、熱処理技術をさらに向上させて新規受注につなげていく方針だ。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人