回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社朝日精機製作所
成果不良率 3%→0.1%
| 事業者名 | 株式会社朝日精機製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 日立市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境,接合・実装 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
株式会社朝日精機製作所は、日立製作所日立事業所の重電機の金型製造からスタートし、自動車用配管部品の串、切削品、プレス品、銅ろう付けなどを行っている。切削、プレス、溶接を単独で請け負う工場が多い中、同社は全てに対応できるため、製品の移動コストを削減でき、各作業にリアルタイムで対応できるという長所がある。かつてはベテラン職人が製造を受け持っていたが、現在は全員が全工程を担当できる多能工を目指し、月に一度技能講習を行っている。
抱えていた課題
やったこと
燃料供給装置の一種であるインジェクション周りの配管・直角接合配管部品の製造装置を開発した。3DCADを使い、限られた時間の中で設計を行った。部品の供給からスポット溶接、銅ろうの供給、専用トレーの移送までを組み合わせた。2つの部品を45度で精確に組み合わせる工程には、ハンドリングロボットを使うことで高精度な作業を実現した。銅ろうは銅のリングを手で供給していたものを、ディスペンサーで供給するように改良した。部品を45度に置ける専用トレーを開発し、12個セットできたら別のハンドリングロボットでベルトコンベアに移送して、そのまま銅ろう付け炉に入れられるようにした。
新しい製品・サービス:直角配管接合部品のろう付け前仮止め溶接を行う自動スポット溶接装置と銅ろう供給技術
ロボットと専用装置の導入により、人手をかけずに工程内の不良率を3%から目標値の0.1%以下に抑えることができた。手作業品と比べても仕上がりに遜色がない。これまでこの作業に従事していた作業員を新しい業務に活用できるようになった。生産量が増え、不良率も下がったことで、今後は製品のバリエーションを増やす計画である。
当面は既存顧客への対応から始め、3年後からは新規受注を積極的に行う予定である。人手不足が深刻になると考えており、量産・非量産を問わず、ロボットができる作業は随時機械に移行する方針である。今後はオリジナル製品を開発して下請けを脱し、自動車部品以外の製品にも挑戦したい考えである。小規模な工場でもロボットを導入できるよう技術の提供も検討している。
「人間性なくして技術力なし」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%