おかずみその殺菌方法の変更による安全性、作業環境改善、コストダウンの実現
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
株式会社ティーアールシィー高田
| 事業者名 | 株式会社ティーアールシィー高田 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市西区 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1965年 |
株式会社ティーアールシィー高田は昭和33年に創業し、2輪車の燃料タンク板金加工から始め、現在は金型や治具設計からプレス、溶接、表面加工までを手がけ、2輪車・4輪車向けの部品を中心に幅広く生産している。近年はアジアを中心とした新興国での自動車需要拡大を背景に、自動車メーカー各社が生産能力を強化している。海外から国内に生産拠点を戻す動きもあり、海外部品との価格競争に発展しているため、さらなるコストダウンと付加価値の向上が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
本補助金を活用し、溶接用搬送ロボット2台を導入した。同社の設計・製造技術によりロボットをカスタマイズし、バラ積みされたワークをセンサーで検知して自動で掴めるようにした。これにより、他社で行っていたナット打ちプロジェクション溶接を自動化し、作業員のスキルに依存しない均一な加工が可能になった。また、溶接用搬送ロボットに4台の二次元カメラを取り付け、正確かつ精緻な検査を行う体制を構築し、検査工程を自動化した。プロジェクション溶接と検査の2工程を1工程に集約し、従来の作業員と検査員による目視のダブルチェックを不要にした。
| ロボット | 溶接用搬送ロボット |
|---|---|
| 検査測定 | 二次元カメラ |
| 加工機 | ナット打ち自動化設備一式 |
ナット打ちプロジェクション溶接の自動化により、作業員のスキルに依存しない均一な加工が可能になった。検査工程を自動化したことで目視のダブルチェックが不要になり、プロジェクション溶接と検査の2工程を1工程に集約できた。これにより工程に掛かる人員を他の業務に配置でき、熟練者をより付加価値の高い業務に配置して利益体質を強化することができた。さらに、事業実施後は生産体制や企画・提案力が対外的に評価され、これまで受注のなかった生産用機械設備の分野で取引先の製品開発に携わるなど、新たな受注・事業展開につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1960年代の板金加工からの事業の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けまでは書かれていない。
海外部品との価格競争と国内回帰の動きを挙げ、自動化ラインを設計できることを他社との差別化として挙げている。
プロジェクション溶接の低い加工単価と作業員スキル依存という課題を挙げ、搬送ロボットと検査の自動化で解決を図っている。
付加価値向上の目標値は数字で示されておらず、コストダウンや利益体質強化は定性的な記述にとどまる。
生産管理のシステム化や ISO9001 の認定など体制の記述はあるが、補助事業の遂行体制は具体的に書かれていない。
短納期・高品質・低コストの強みと作業員のスキル非依存の均一加工は読めるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
工程の集約と自動化の内容はあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
自動車部品の国内回帰という文脈は読めるが、分野の認知度や高付加価値化の水準は示されていない。
国内回帰の流れと新たな受注・事業展開への広がりは書かれているが、波及効果の数値は示されていない。
作業員のダブルチェック不要化や人員の再配置は書かれているが、費用対効果を示す数字はない。
二次元カメラによる検査体制やシステム化は読めるが、サプライチェーン全体への貢献までは書かれていない。
国内回帰という産業動向にわずかに触れるが、構造転換への資するかどうかは書かれていない。
浜松市という立地は書かれるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分