ものづくり補助金平成25年度製造業茨城県

日本初の公共測量に用いる超小型軽量無人飛行機の開発、製造

株式会社ジーウイング

成果通常の測量業務に使用する範囲(数100メートル)で通信できた

この事例のポイント

  • 測量や調査に特化した、高い飛行精度が求められる無人航空機の開発が必要になっていた。
  • 米国製の飛行制御装置(オートパイロット)を機体に搭載し、プログラムを追加して機体形状、重量、重心などの設定値を入力した。
  • 通常の測量業務に使用する範囲(数100メートル)で通信できた。飛行制御装置の導入により、従来より安定した飛行が可能なドローンが完成した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ジーウイング
所在地茨城県 神栖市
業種その他の製造業
技術分野測定計測
従業員数3人
資本金300万円

事業の背景

約35年にわたり大型ガソリン機やJET機のラジコン機の設計・製作・フライトサポートに特化したホビーショップを経営してきた。5年ほど前にドイツ製無人航空機の修理依頼があったことから無人航空機の開発に着手した。無人航空機は当時まだ珍しく、ほぼ輸入品のため修理には輸入元へ機体を送る必要があった。マルチコプターはニーズが高まり、目的に合わせた機体の開発が求められるようになっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術測量や調査に特化した、高い飛行精度が求められる無人航空機の開発が必要になっていた。
  • 生産能力従来の空撮用機体では、カメラ等の機材を搭載した上で細かい飛行精度を確保することが難しかった。

やったこと

米国製の飛行制御装置(オートパイロット)を機体に搭載し、プログラムを追加して機体形状、重量、重心などの設定値を入力した。飛行制御装置にはコンパス、気圧センサー、GPS、ジャイロ、加速度センサーを組み込み、安定性を高めた。クワッド(4枚ローター)、ヘキサ(6枚ローター)、オクト(8枚ローター)それぞれ数種類の試作機体を作成して飛行実験を行い、特性、利点、欠点を評価した。データリンク試験では国内電波法に準拠したX-Bee端末を搭載し、通常の測量業務に使用する範囲(数100メートル)で通信できた。3Dプリンタを導入し、防滴効果のあるバッテリーケース、モーターカバー、プロペラガードなどを機体に合わせて迅速かつ安価に製作できるようにした。パラシュート開傘システムの開発にも着手し、開くまでは成功したが、開いた後にモーターに絡まる不具合が見つかり改良が必要となった。

新しい製品・サービス:測量・調査用の超小型軽量無人飛行機(ドローン)

事業の効果

  • 通常の測量業務に使用する範囲(数100メートル)で通信できた

飛行制御装置の導入により、従来より安定した飛行が可能なドローンが完成した。プログラムの追加や加工で機能のカスタマイズと拡張ができるようになった。3Dプリンタにより、機体に合わせた部品を迅速かつ安価に製作できるようになった。パラシュートの不具合など改良点が見つかったことも大きな成果とされた。

今後の展望

農業用薬剤散布機体や火害時の消火活動用機体の開発を予定している。飛行場所に合わせたカスタマイズにより細やかに対応でき、今後の展望は大きいとしている。操縦者の訓練カリキュラムの作成も視野に入れている。

事業者の声

趣味を仕事にした会社。自分たちが得意とすることで、楽しみながら、社会に必要とされる、社会に貢献できる仕事をしていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。