ものづくり補助金平成26年度製造業長崎県

成形の新技術を活用した国産初「シットオン・トップカヤック」の試作開発

有限会社宇宙模型

この事例のポイント

  • 国内ではカヤックフィッシングの人口が増えているが、販売されているカヤックは輸入品がほとんどだった。
  • カヤックの製造工法としてL-RTM工法を採用した。
  • L-RTM工法という新技術の導入により、レジャー用カヤックの試作開発が完成した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社宇宙模型
所在地長崎県 西彼杵郡時津町
業種その他の製造業
技術分野デザイン,製造環境,測定計測
従業員数12人
資本金1,000万円
設立1987年

事業の背景

当社は展示用船舶模型や工業用模型、実験用船体模型の設計・製作などを行い、設計から試作、製造まで一貫して自社で行うことができる。その高い技術力と品質により、国内の数々の造船所から高い信頼を得ている。国内ではカヤックフィッシングの人口が増えているが、販売されているカヤックは輸入品がほとんどという状況だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術国内ではカヤックフィッシングの人口が増えているが、販売されているカヤックは輸入品がほとんどだった。
  • 新製品・新技術輸入品のカヤックは外国人用に作られているため、日本人にはサイズが合わなかった。
  • 品質・精度停泊した状態での安定性に欠け、水や飲料水、釣った魚を保存する場所がなかった。
  • 新製品・新技術海洋での急な天候悪化時に早く避難するためのスピードが出なかった。

やったこと

カヤックの製造工法としてL-RTM工法を採用した。L-RTM工法は下型と上型の2種類の型を使う成形法で、上型を載せて真空ポンプで型を密着させ、真空圧を利用して樹脂注入ポンプで樹脂を注入し、圧力含浸させて成形する。素材には炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いた。まず導入したCREAFORMハンディスキャナーで既存製品を3Dデータ化し、形状を正確に再現して他社製品と性能を比較した。

検査測定CREAFORM ハンディスキャナー
加工機L-RTM注入機

新しい製品・サービス:国内初「シットオン・トップカヤック」

事業の効果

L-RTM工法という新技術の導入により、レジャー用カヤックの試作開発が完成した。大型製品や複雑な形状にも適したこの工法で、日本人の体形に合う安全性の高いレジャー用カヤックの試作が可能になった。新たな技術の獲得により幅広い事業展開ができるようになり、仕事の受注先が増加した。

今後の展望

今後はこの技術を活かし、さらなる事業展開を目指したい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。