回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社NEテック
成果要求精度 5/1,000㎜→2/1,000㎜
| 事業者名 | 株式会社NEテック |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 鹿沼市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2001年 |
当社は2001年創業の比較的新しい会社で、競争自動車のエンジンパーツを手がけてきた。近年は航空機部品の加工にも取り組むようになり、今後ますます航空機部品のニーズが増えることが予想されている。
抱えていた課題
やったこと
競争自動車のエンジンパーツ製造で培った技術を航空機産業へも転用するため、本事業で横形5軸マシニングセンタを導入した。この機械は荒削加工と精密加工を一本化でき、加工機1台で済むようになった。工具の脱着や加工途中の精度確認など段取工数が格段に減った。チタンやインコネル等の超難削材の加工技術も蓄積できた。
| 加工機 | 横形5軸マシニングセンタ |
|---|
荒削加工と精密加工が1台に統合され、段取工数が大きく減り、段取り時間は約80%、加工時間は約20%低減した。加工精度が向上・安定し、難形状製品の完品化が実現して要求精度2/1,000㎜をクリアした。受注から出荷までの期間は約2週間から約1週間に短縮した。また若手作業者への OJT など習熟度向上と技術継承が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
競争自動車エンジンパーツ製造から航空機産業へ展開したと書かれており、事業の延長線上の取組として読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
航空機部品ニーズの増加を見込み、精密加工技術を転用する方針が書かれているが、競合との比較や市場データは示されていない。
段取工数や加工時間の具体的な課題が示され、横形5軸導入で段取り時間約80%、加工時間約20%低減、受注から出荷まで2週間を1週間に短縮と効果が数字で書かれている。
要求精度2/1,000mmの達成と受注から出荷まで約2週間から1週間への短縮が数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
熟練者の若手へのOJTや技術継承が可能になったと書かれているが、人材体制や事務処理能力の詳細は示されていない。
航空機部品の超精密加工と短納期という強みは示されているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は具体的でない。
次世代航空機エンジンや次世代ロケット部品の受注に向けて事業領域を拡大する方針は書かれているが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
チタン、インコネル等の超難削材加工で要求精度2/1,000mmに迫る唯一無二の加工技術と述べられ、高水準の高付加価値化が読み取れる。
航空機産業の技術革新や次世代機の軽量化・低燃費化への貢献がうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
段取り時間や受注期間の短縮は示されているが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数字はない。
最先端技術との関わりを深めたいとの記述はあるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
航空機産業など成長分野への進出が書かれており日本経済の構造転換への関与がうかがえるが、政策的な位置付けの記述は少ない。
栃木県鹿沼市の本社所在地は示されているが、地域特性を活かした付加価値創出や雇用への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
次世代航空機のエンジンや次世代ロケットの開発部品の加工業務を受注できるよう、事業領域の拡大に努めていく。様々な産業界とタイアップしながら最先端技術との関わりを深めていきたいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名