ものづくり補助金平成25年度製造業埼玉県

新規3D立体印刷商材の商品化試作とカッティング工程内製化による受注拡大

五光印刷株式会社

成果試作に3〜4日かかっていた期間が大幅に短縮できる

この事例のポイント

  • 印刷物に立体的な仕掛けを加えた新商品の開発と試作に取り組んでいたが、従来の試作は金型製作が必要で外注に数万円かかっていた。
  • カッティングプロッター(2015年3月導入)を導入し、グラフィックデザインソフトのイラストレーターで作ったデザインを認識させ、データ通りに紙を切り抜けるようにした。
  • 試作に3〜4日かかっていた期間が大幅に短縮できる。カッティングプロッターの導入により金型製作が不要になり、試作にかかる費用はゼロになった。

事業者のプロフィール

事業者名五光印刷株式会社
所在地埼玉県 蕨市
業種印刷・同関連業
資本金4,800万円
設立1965年

事業の背景

同社は例規集や単行本の編集・印刷を主業務として1965年に有限会社五光印刷所として始まり、現在はパンフレットや各種伝票類などの印刷物を主力としている。デジタル分野としてオンデマンド印刷やホームページ制作も手がけている。ポップアップ商品の売り上げ割合はまだわずかである。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術印刷物に立体的な仕掛けを加えた新商品の開発と試作に取り組んでいたが、従来の試作は金型製作が必要で外注に数万円かかっていた。

やったこと

カッティングプロッター(2015年3月導入)を導入し、グラフィックデザインソフトのイラストレーターで作ったデザインを認識させ、データ通りに紙を切り抜けるようにした。これにより金型を起こす必要がなくなり、外注製作で数万円かかっていた試作費用がかからなくなった。試作にかかっていた3〜4日の期間も大幅に短縮できた。名刺が飛び出すカタログケースなどの商品を試作し、量産化にこぎつけた。

加工機カッティングプロッター

新しい製品・サービス:名刺が飛び出すカタログケースや、ポケットの中に仕込んだ名刺が飛び出すカタログなどのポップアップ印刷商材

事業の効果

  • 試作に3〜4日かかっていた期間が大幅に短縮できる
  • 外注製作で数万円かかっていた金型製作が、カッティングプロッターなら費用ゼロになる

カッティングプロッターの導入により金型製作が不要になり、試作にかかる費用はゼロになった。試作期間も3〜4日から大幅に短縮された。試作品で顧客に商品の具体的なイメージを伝えられ、要望も的確に受け取れるようになった。ポップアップ商品は商談の材料としても使え、通常の注文につながることも期待される。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    ポップアップ商材の開発に取り組んでいることは書かれるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    顧客の要望を的確に受け取れる点はうかがえるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は記載がない。

  • 課題の認識と解決3

    試作の外注費が数万円かかり3〜4日かかっていた課題が示され、内製化で短縮できると読み取れるが、売上や高付加価値化の見込みは薄い。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    企画制作部の担当者名は出るが、補助事業を遂行する体制や人材の確保状況は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    名刺が飛び出すカタログケースなど商品の用途と、商談の材料として使える点が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    量産化にこぎつけたとあるが、中長期の課題検証や遂行スケジュールは記載されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ポップアップ商品の売上割合はまだわずかと書かれ、一般的な普及度が低い新分野を開拓していることが読み取れる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    ふるさと納税の返礼品や地域のマスコットキャラクターに触れるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    カッティングプロッターでデータから直接切り抜く点は触れるが、サプライチェーンへの貢献や先端デジタル活用の広がりは薄い。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    蕨市の地域性はうかがえるが、地域の雇用や経済成長を牽引する根拠は記載されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

ポップアップ商品の売り上げ比率を将来的に高めることを目指しており、印刷物を手に取った人に長く手元に置いてもらえる商品を広げたいとしている。

事業者の声

捨てられない印刷物を目指したい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。