ものづくり補助金平成25年度製造業千葉県

データ管理可能な自動計量充填機器導入による製品の安全性向上と低コスト化

株式会社牛越生理学研究所

この事例のポイント

  • 充填工程で計量誤差が生じており、充填と製品ロット管理の工程の改善が必要だった。
  • サーキュラー式金属探知機を装着したオーガー式(スクリュー式)計量袋詰充填機を設置した。
  • 計量誤差が少なくなり、供給ラインに異物混入検査装置を装着したことで製品ロットの品質が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社牛越生理学研究所
所在地千葉県 佐倉市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野測定計測
従業員数9人
資本金2,700万円
設立1942年

事業の背景

会社は1942年に設立され、動物用医薬品の製造販売と飼料製造を主な事業としてきた。リゾープス麹の生理活性物質(RU)の研究・製品開発を50年にわたり行ってきた。畜産分野では飼料に添加・混合する製剤の安全性と低コスト化が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度充填工程で計量誤差が生じており、充填と製品ロット管理の工程の改善が必要だった。
  • 品質・精度供給ラインでの金属等の異物混入を検知する仕組みが必要だった。
  • コスト・採算畜産分野では飼料に添加・混合する製剤の安全性確保と低コスト化が求められており、各工程のコスト削減が課題だった。

やったこと

サーキュラー式金属探知機を装着したオーガー式(スクリュー式)計量袋詰充填機を設置した。日付ごと・袋ごとの異物検査と秤量データの処理をパソコンに取り込み、計量・袋詰と併せてデータの保存と管理を行う仕組みとした。

加工機サーキュラー式金属探知機を装着したオーガー式計量袋詰充填機
検査測定サーキュラー式金属探知機

新しい製品・サービス:リゾープス麹のサプリメント(「畜産・動物から人へ」「より優しい、より安全な」を目的に研究開発したサプリメント)

事業の効果

計量誤差が少なくなり、供給ラインに異物混入検査装置を装着したことで製品ロットの品質が向上した。日付けごと・各袋ごとの秤量結果のデータを保存し、品質管理の向上を図れるようになった。充填時の粉塵の発生が少なくなり、作業所の衛生管理も向上した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均1.7 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性40%
  • これまでの取組との一貫性2

    「製品の安全性確保と各工程のコスト削減」を目指したとあり、畜産分野の課題に触れるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 課題の認識と解決3

    充填と製品ロット管理の工程改善を課題として挙げ、異物検知と自動計量充填機の導入で解決を図ったと読み取れるが、高付加価値化・成長への道筋は具体的でない。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    粉塵の減少や品質向上は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値、数字は示されていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    リゾープス麹サプリの普及を掲げるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は書かれていない。

  • 事業化までの道筋2

    今後は自動包装システムを導入し生産性向上に努めるとあり、次段階の方向性は示されるがスケジュールや解決方法は不明確。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    リゾープス麹サプリは独自開発の製品だが、市場の普及度や高価格化の水準は具体的に示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    畜産分野で飼料添加製剤の安全性と低コスト化が求められているという社会的課題に触れるが、波及効果や雇用創出の記述はない。

  • 費用対効果2

    計量誤差の減少や粉塵低減は書かれているが、投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    データ管理と秤量結果の保存による品質管理向上は記されるが、デジタル技術のサプライチェーン貢献までは読み取れない。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後は自動包装システムを導入し、生産性の向上に努めたい。研究成果を世に広め、畜産業の生産性向上や人向けのリゾープス麹サプリメントの普及に努めていく。

事業者の声

多くの発見は「偶然」と思われていますが、発見は偶然ではなく日頃からいかに注意深く現象を正確にとらえ確認、記憶しているか、現象の違いを見逃さず、再現性を確認することが新たな発見につながることだと思います。株式会社牛越生理学研究所の初心「自由な発想」「自由な研究」を継承し、今後は研究成果を世に広め、生命により優しく社会に貢献したいと思います。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。