CAD/CAM導入による歯科技工物の精度の向上とデジタル化への準備
CAD/CAMを導入し、補綴物の製作工程を手作業中心からデジタル化した。
株式会社福山医科
| 事業者名 | 株式会社福山医科 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 千葉市 |
| 業種 | 医療業 |
| 技術分野 | 複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 80人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1982年 |
株式会社福山医科は千葉県千葉市で医療機器の製造販売を行う医療業の企業で、医療機器製造販売業を得意分野としている。整形外科では骨折や加齢、骨腫瘍などによる骨損傷に対し、人工関節置換術や人工骨補填材を用いた修復術、椎弓形成術などが行われている。人工骨インプラントと人工椎体などの現状の市場は約60億円とされ、対象患者は年間約20万症例の変形性関節症と約30万症例の脊椎手術症の要治療患者に及ぶ。
抱えていた課題
やったこと
千葉工業大学の橋本和明教授の特許に基づく連通孔構造をもつ緻密質β-TCPセラミックスを素材として、骨の再生を促進する人工骨インプラントの試作品を製造した。素材の物性試験として走査電子顕微鏡(SEM)による観察と三点曲げ強度試験を行い、結晶は約2〜5μmの緻密な結晶で、気孔率の低下による高い緻密性が確認された。バナジウム固溶化β-TCP焼結物(β-TCP-V)は三点曲げ強度が約60及び100MPaを示した。生物活性試験として、ウサギ大腿骨への埋植後の病理評価(H.E.染色や蛍光標識)と毒性試験を行い、骨への親和性と吸収性、骨の再生促進を確認した。椎弓スペーサなどの各種試作品も製造した。
新しい製品・サービス:連通孔構造をもつ緻密質β-TCPセラミックス人工骨
工業的な製造工程の技術を確立し、医療機器である人工骨インプラントの試作品を製造できるようになった。非臨床試験により、バナジウム固溶化β-TCP焼結物が骨類似の高い機械的強度を持つ素材であることを確認した。ウサギ大腿骨への埋植試験では、骨に親和性を持ち吸収性と骨の再生を促進することが明らかになり、新規の人工骨インプラントの可能性が得られた。医療機器の製造承認取得に向けた基礎的成果も得られた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の研究(特許・文献)に着目して新素材の人工骨を開発した経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
市場は約60億円、新市場は約300億円、欧米輸出は国内の約20倍と書かれるが、自社の経営資源の強み・弱みとの関係は述べられていない。
既存HAP製やβ-TCP製の強度・吸収性の課題を指摘し、新素材で解決する方向は読み取れるが、事業計画の実効性は具体的でない。
付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。強度や市場規模の数字はあるが、事業の目標値とは言えない。
研究開発・試験を行ったことはうかがえるが、人員や事務処理体制を示す記述は読み取れない。
骨類似強度(約60及び100MPa)と骨親和性の両立という優位性、対象患者約20万・30万症例など具体的な数字で示されている。
製造承認取得に向けた非臨床試験や今後の製品展開(脊椎スペーサ等)は書かれるが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
資金面は「ものづくり補助金の支援」とあるのみで、財務状況や金融機関からの調達見込みは読み取れない。
緻密質β-TCP人工骨は新素材で、既存HAP等と比べ骨親和性と強度を併せ持つ点が数字(約60及び100MPa)とともに示されている。
国内約20倍の欧米輸出市場や約300億円規模の新市場など、市場拡大の見通しは書かれるが、公的支援の必要性は十分に述べられていない。
公開されている事例からは読み取れません。
新素材による骨再生という新しい製品の方向性はうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
高齢化等による骨障害の治療需要や医療分野での新市場は示唆されるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
開発した連通孔構造をもつ緻密質β-TCPセラミックス人工骨は、整形外科領域の骨損傷をもつ要治療患者向けの製品である。人工骨インプラントと人工椎体の約60億円の現状市場に加え、脊椎スペーサ、棘間用の棘突起スペーサ、皮質骨用スクリュウなどの新商品により、約300億円規模の新たな代替市場の獲得が期待される。国内の約20倍とされる欧米への輸出市場も期待できる。
CAD/CAMを導入し、補綴物の製作工程を手作業中心からデジタル化した。
患者の状態に合わせた治療のため、本事業で設備投資を行った。
さまざまな形状の義歯を製作し、咀嚼などの生理的運動機能を阻害しないように各種形状の義歯にICタグを挿入する方法を検証した。
効果:大気中で1〜1.2mの読み取りの結果を得た(範囲表記のため下限を記載)