回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社サラ秋田白神
| 事業者名 | 株式会社サラ秋田白神 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 秋田市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ,製造環境 |
| 従業員数 | 34人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2001年 |
平成13年創業の当社は、白神こだま酵母を使ったパンの製造と販売を行っている。取引先は、無・低農薬野菜の会員制宅配事業を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社やスーパーマーケット八百幸(成城店)などで、八王子工場では直売もしている。原材料は国産小麦・白神こだま酵母・国産キビ砂糖・国産塩を基本とし、有機JAS認証を取得している。
抱えていた課題
やったこと
パンの生産工程の一部を自動化するため、ミキサー、パン生地丸め機、フランスパン用バケットモルダー、オーブン、焼き上がったパンの粗熱をとる冷却装置を導入した。ミキサーは、オーブンの容量増加に合わせて容量90リットルのものを導入した。オーブンはスウェーデンのレベント社製で、国産のオーブンと比べて生地発酵の鍵を握る蒸気の発生量が格段に優れていた。生地丸め機は、離剥油を使わなくても生地が機械に付着せずに丸められるレオン自動機製を選んだ。冷却装置は室内を陽圧状態にして、外からのゴミや虫が入りにくい仕様にした。
| 加工機 | ミキサー(関東混合機工業製 Hpi-90 LAS型、容量90リットル) |
|---|---|
| 加工機 | パン生地丸め機(レオン自動機製 BR011) |
| 加工機 | フランスパン用バケットモルダー |
| 加工機 | オーブン(レベント社製 9H934ガスラックオーブン) |
| その他 | 焼成パンの冷却装置 |
設備導入によって出来上がったパンの品質が安定し、作業効率は約20%向上した。オーブンの性能向上により、焼き上がったパンのボリュームと食感が良くなった。冷却装置の導入で梱包段階の衛生水準が高まり、取引企業の実地監査でも評価を得て信頼感が高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
無添加・国産原材料にこだわったパン作りが一貫して示されるが、設備投資と経営戦略の関係は明示されていない。
無添加、有機JAS認証、白神こだま酵母の差別化特性が具体的で、強みを踏まえた競争優位が読み取れる。
作業効率約20%向上と冷凍パン商品化への展望はあるが、課題認識と事業計画の詳細は薄い。
作業効率約20%向上は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員34人や工場運営の記載はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の説明はうかがえる程度。
納入先や無添加パンの価値、ハラル対応など顧客ターゲットと選ばれる理由が具体的に読み取れる。
冷凍パン商品化や海外販売を目指すとあるが、遂行方法やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ノンオイル完全無添加パンを機械で一部自動化し、マイナス50度瞬間冷凍装置を導入するなど高付加価値化の取組が読み取れる。
国産原材料の利用や海外販売の展望はうかがえるが、波及効果や雇用創出の具体的数字は書かれていない。
作業効率約20%向上は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
冷凍パンの商品化や海外販路開拓の方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換との関係は書かれていない。
秋田の企業が東京八王子で製造し国産素材を使う地域資源活用はうかがえるが、地域経済への効果は具体的でない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、イスラム教徒の選手や観客の訪日が見込まれ、当社の材料と機械で作ったパンはハラルに則ったものとして提供できる。また冷凍パンの本格的な商品化を目指しており、マイナス50度で瞬間冷凍する装置の技術を使えば、無添加パンを海外でも販売できるようになる。今後はアジア各国への販売を模索していく。
今後アジア各国の生活水準が向上すれば、現在の日本のように、外国の料理も食卓に上るようになり、さらに安全で健康な食べ物を求めるようになる。食は予防医療でもあります。当社は、素材からこだわったメイド・イン・ジャパンのパン作りに真摯に向き合ってきました。ジャパンという言葉には、パンの文字が入ります。「白神こだま酵母パン」を、胸をはって世界に広めていきたいと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。