ものづくり補助金平成25年度建設業神奈川県

介護施設等の排水管からのウィルスを除菌水で高圧洗浄するサービスの展開とデモ設備構築

フジクス株式会社

この事例のポイント

  • 従来の高圧洗浄では排水管の除菌・消臭ができなかった。
  • 次亜塩素酸水生成器と高圧洗浄機を一体化した装置を自社で開発した。
  • 従来の洗浄ではできなかった除菌・消臭が可能な高圧洗浄サービスを確立した。

事業者のプロフィール

事業者名フジクス株式会社
所在地神奈川県
業種設備工事業

事業の背景

当社は水道水を使った高圧排水管洗浄を毎年多くの世帯で実施している。近年、病院や高齢者施設、学校や保育園などでウイルス感染症が増え、その対策が急務になっていた。当社は従来の洗浄技術の延長として、ウイルスの除菌と排水管の消臭ができる洗浄方法の確立を目指した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術従来の高圧洗浄では排水管の除菌・消臭ができなかった。
  • 新製品・新技術病院や高齢者施設、学校や保育園などでウイルス感染症対策が急務となっていた。

やったこと

次亜塩素酸水生成器と高圧洗浄機を一体化した装置を自社で開発した。高圧洗浄車に次亜塩素酸水生成装置を組み込み一体化する試作開発を行った。除菌消臭には弱酸性次亜塩素酸水(AQ水)を超高圧で噴射する方法を用いた。排水管の消臭効果を確認するためのにおいセンサーも開発した。営業開始当初は認知が広がるまで、無料で洗浄を行う機会を作った。

その他次亜塩素酸水生成装置
その他高圧洗浄機
検査測定においセンサー

新しい製品・サービス:次亜塩素酸水生成器と高圧洗浄機を一体化し、排水管の除菌・消臭ができる高圧洗浄サービス

事業の効果

従来の洗浄ではできなかった除菌・消臭が可能な高圧洗浄サービスを確立した。病院や高齢者施設、学校や保育園などのウイルス対策という需要に応えられる見通しを得た。低コストで高い洗浄技術を持つ点で競争力のある事業を展開している。ただし効果の数値は本文から読み取れなかった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.7 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    従来の洗浄技術の延長線で除菌・消臭を実現したと書かれており、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    コストを抑えた高い洗浄技術で競争力ある事業を展開と書かれているが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は具体的に示されていない。

  • 課題の認識と解決4

    病院や高齢者施設、学校でのウイルス感染症対策が急務という課題認識と、除菌消臭洗浄の開発による解決の方向が書かれている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、わずかに事業拡大の方向性がうかがえる程度。

  • 事業を進める体制2

    体制や人材、事務処理能力に関する記述は見当たらず、わずかに自社開発の取組がうかがえる程度。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    水道水を使った高圧排水管洗浄を毎年35万世帯で実施し、無料洗浄で認知を広げた点など、顧客と選ばれる理由が読み取れる。

  • 事業化までの道筋3

    試作開発や無料洗浄による認知拡大など段階的な進め方は読み取れるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    次亜塩素酸水と高圧洗浄を一体化した除菌消臭洗浄は従来になく、排水管の除菌消臭方法の確立を目指したと書かれている。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用3

    病院や高齢者施設、学校などの感染症対策という社会的な必要性は読み取れるが、雇用や波及効果への言及は薄い。

  • 費用対効果2

    投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されておらず、わずかにコストを抑えた点がうかがえる程度。

  • イノベーションへの貢献4

    次亜塩素酸水生成器と高圧洗浄機を一体化し、においセンサーも開発したと書かれ、デジタル技術の活用がうかがえる。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    地域の特性や雇用・地域経済への効果は書かれておらず、わずかに事業展開の広がりがうかがえる程度。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。