回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社田村製作所
| 事業者名 | 株式会社田村製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 富山市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 24人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1957年 |
創業時から油圧シリンダを手がけ、大手メーカーの下請けとして標準品を中心に作ってきた。現在は顧客の要望に応じた受注生産で、多品種少量の特殊油圧シリンダを製造している。特殊油圧シリンダは一般の油圧シリンダ製造業者が手がけない分野で、県内では優位な立場にある。ただし特殊品の生産割合はシリンダ全体の10%以下で、市場は非常にニッチである。
抱えていた課題
やったこと
NC複合旋盤を導入し、2014年12月に工程や工場内のレイアウトを変更した。2015年1月から、旋盤加工とフライス加工の2工程をこの1台で行う体制にした。この機械はNC加工が可能で、数値を合わせれば経験の浅い作業員も操作できる。対象はピストンロッドのシャフト部分で、シャフトとブッシュ部の隙間は20~30ミクロン程度と小さい。
| 加工機 | NC複合旋盤 |
|---|
2工程を1工程にしたことで、フライス加工時の脱着による破損がなくなり、製品の品質が向上した。旋盤・フライス工程の生産効率は20%向上し、製造オーダーから完成までの期間も大幅に短縮されて、目指してきた短納期に貢献した。NC加工により熟練作業員への依存度が下がり、多能工化と多品種少量生産への対応がしやすくなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業時から油圧シリンダを手がけ、特殊油圧シリンダ分野で県内優位と記載あり。ただし事業戦略との位置付けの詳細は薄い。
特殊油圧シリンダの分野で県内で非常に優位な立場、短納期が特長、多品種少量生産体制を確立と、強みが具体的に書かれている。
旋盤・フライス間の移動による傷や脱着破損、待ち時間の課題を認識し、2工程を1工程に統合して生産効率を20%向上させた。
旋盤・フライス工程の生産効率20%向上や製造期間の大幅低減は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がない。
従業員24人、作業員が多能工となる体制を確立したと記載あり。事務処理能力や補助事業の推進体制の記述は薄い。
特殊油圧シリンダの一点物受注、短納期、アフターメンテナンスでの顧客トータルコスト削減など、選ばれる理由が整理されている。
2015年1月に複合機の稼働を開始したと時期は示されるが、中長期の検証や遂行スケジュールの詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
特殊油圧シリンダは一般的な製造業者が手がけない分野で、同分野で高水準の高付加価値化を図る内容と読み取れる。
県内での特殊油圧シリンダ分野の優位性や顧客のトータルコスト削減への貢献がうかがえるが、経済波及や雇用創出の記述は薄い。
生産効率20%向上や製造期間の大幅低減、長寿命化による顧客コスト削減など費用対効果の方向性は示されるが、投入額との比較はない。
NC複合旋盤の導入や熟練依存度の低下はうかがえるが、サプライチェーン全体への波及やイノベーションの記述は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
富山市の県内で優位な立場にあるとの記載はあるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
機械の進化や効率化で生まれたゆとりを使い、企画や提案、アフターメンテナンスの充実を進める。使用条件や頻度に合わせたメンテナンスで長寿命化し、顧客のトータルコスト削減に貢献する。「人にしかできない新しい価値の創造」を進めていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人