切削加工機械導入による品質・生産効率の向上を通じた独自技術の発展
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
株式会社松井機業場
成果生産効率 1倍→4倍
| 事業者名 | 株式会社松井機業場 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 南砺市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 3,200万円 |
| 設立 | 1947年 |
城端の絹織物は約430年前に始まったと伝えられ、松井機業は創業以来しけ絹を織り続けている。現在、富山県内でしけ絹を製織しているのは同社のみである。昭和40年代から和服離れや和風住宅の減少で絹織物は縮小し、伝統産業の衰退が懸念されていた。このため生地の納品だけでなく、しけ絹を生かしたインテリア商品や内装材の開発に力を入れていた。
抱えていた課題
やったこと
平成21年にインテリア用品の問屋からしけ絹によるシェードの製造を勧められ、ものづくり補助金を申請してシェードの開発を進めた。精練せずに低温で染色する製造技術を習得し、セリシンを残すことで特性を高め、より丈夫なしけ絹を生み出した。これまで温度計を見ながら手作業で行っていた染色について、ボイラーと温度調節機械を導入した。研究用の試験染色機で温度や染料、薬品濃度などのデータを集め、朱色に最適な数値を探った。そのデータを基に無地染めの試作を行い、納得できる品質に到達した。ぼかしやグラデーション模様の染色にも取り組んでいる。
新しい製品・サービス:しけ絹を使った窓周りのインテリア商品(シェード)
ボイラーと温度調節機械の導入により、染色の生産効率は約4倍に高まった。精練せずに低温で染色する技術により、セリシンが残り、より丈夫で紫外線にも強いしけ絹が生み出された。染色の試作によって無地染めの品質が安定し、ぼかしやグラデーション模様の染色にも取り組めるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
明治10年創業以来しけ絹を織り続け、しけ絹紙の製造や一貫生産を行ってきた経緯が具体的に書かれ、事業の一貫性が読み取れる。
しけ絹は富山県内で同社のみが製織と書かれ強みはうかがえるが、市場動向との関係や弱みの分析は具体的に書かれていない。
和服離れによる絹織物縮小という課題を認識し、インテリア商品開発へ転換したと書かれ、課題と解決の方向は具体的に読み取れる。
生産効率が約4倍になったとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
従業員7人で、大学教授の指導や百貨店展示など外部連携は書かれるが、補助事業を遂行する体制の詳細は薄い。
絹の紫外線防止や乾燥防止という特性、ホテル・旅館等が顧客ターゲットと書かれ、選ばれる理由が読み取れる。
今後の展望として窓周り商品やホテル等への需要が書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
しけ絹は富山県内で同社のみが製織するとされ、丈夫で紫外線に強い製法を確立し高付加価値化を図っている点が読み取れる。
伝統産業の再興や地域の繊維産業に触れるが、雇用創出や波及効果の数値は書かれておらず、わずかにうかがえる。
生産効率が約4倍と書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
インテリア分野への進出で構造転換に触れるが、市場成長の裏付けや経済社会の変化との関係は具体的に書かれていない。
南砺市城端の伝統的絹織物を活かし、インテリア商品で高付加価値を生み、地域の繊維産業の再興を期すと具体的に書かれている。
独特のハリや風合いを保ちながら機能性を高めたしけ絹を、シェードを中心とした窓周り商品に活用していく。インテリアにこだわりを持つホテルや旅館、リゾート施設を中心に幅広い需要が見込まれている。
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%