回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 エフラボ
成果生産性 1倍→3倍
| 事業者名 | 株式会社 エフラボ |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 七尾市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 従業員数 | 38人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 2007年 |
当社は業務用の椅子を中心に、一か月で約3,000脚を新品同様に生まれ変わらせている。地元七尾市で繊維や建具、大工などの職人を募集し、長年培った椅子再生の技術を次世代に伝えている。国内では人口減少と高齢化、資源の枯渇が進み、新しい椅子やソファを必要とする以上に既存品の修理・張替を望む市場が存在すると考えられる。
抱えていた課題
やったこと
アパレル業界で使われているCAD-CAMシステムを椅子生地用にカスタマイズして導入した。従来職人が手作業で行っていた型取り・パターン作成と裁断業務を機械化し、作成したデータで裁断まで一貫して行えるようにした。これにより職人技術の約半分をデジタル化できた。高級感のある大きな柄生地の柄合わせや、取り寄せに時間のかかる海外生地についても、ミスなく短時間で効率よく進められるようになった。100台以上ある大きな現場の張替の仕事も受注できるようになった。
| ソフト | CAD-CAMシステム(椅子生地用にカスタマイズ) |
|---|
新しい製品・サービス:椅子・ソファの張替・修理、新規椅子・ソファのOEM生産、特注椅子・家具の新規製作
CAD-CAMシステムの導入により、型取りから裁断までを一貫してデジタル化でき、職人技術の約半分をデジタル化できた。生産性は3倍近く向上し、柄合わせや海外生地の対応もミスなく短時間で行えるようになった。100台以上の大きな現場の張替も受注できるようになり、新品の6〜7割のコストで椅子を再生できるようになった。有名ホテルとの直接取引も可能になりつつある。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事例では椅子再生事業に取り組む経緯は書かれるが、過去の取組との連続性や経営戦略上の位置付けまでは具体的に示されていない。
137の協力工場、一か月約3,000脚の実績、大手ホテルとの直接取引など自社の強みと市場機会が具体的に書かれている。
職人の手作業が多く新品より難しいという課題は示されるが、高付加価値化・成長に向けた具体的な計画の流れは薄い。
生産性が3倍近く上がり、新品の6〜7割のコストで提供できると数字で示され、目標の根拠が読み取れる。
従業員38人、敷地約3,000坪・建物約1,200坪の工場、職人を地元から募集している体制が具体的に書かれている。
ターゲットは大規模現場やホテルで、コストと納期の短さ、柄合わせの精度が選ばれる理由として具体的に示されている。
技術継承や市場底上げの方向は示されるが、中長期の遂行スケジュールや課題解決方法の記載はうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
椅子の張替・修理市場は一般的な普及度が低く、CAD-CAMを用いた型取り・裁断の革新的施工方法を確立している点が書かれている。
SDGsや資源循環、地域活性化、技術継承への寄与が書かれているが、国が補助する理由としての定量的な波及効果は示されていない。
生産性3倍近く、コスト新品の6〜7割と効果は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
CAD-CAMを椅子生地用にカスタマイズした点は示されるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は限定的に読み取れる。
大量生産・大量消費から再生して使う価値観への移行という成長分野への進出が述べられるが、構造転換との関係は具体的でない。
七尾市の職人を募集し地域の技術継承と活性化に寄与すると述べられ、地域特性を活かした事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
SDGsの潮流から「再生して使う」価値観が広がるとみており、東京オリンピック、大阪万博、インバウンド需要を捉えて、全国にある137の協力工場と共に椅子の張替・修理市場の底上げを図りたいと考えている。また、椅子再生を通じて地域活性化と若手職人への技術継承にも取り組む。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。