ものづくり補助金平成25年度製造業福井県

生地裁断CAMの導入による超柔軟素材加工の後継世代への伝承と高効率な製造プロセスの実現

有限会社かつみソーイング

成果リードタイム 5週→2.5週

この事例のポイント

  • 製造期間が平均して約5週間かかり、顧客が求めるクイックレスポンスに応えきれていなかった。
  • 高速自動裁断機(CAM)とともに、CAD連携の自動裁断機接続システムと自動延反機を導入した。
  • リードタイム 5週→2.5週。高速自動裁断機の導入により、材料によっては製造期間が半減し、リードタイムを大幅に短縮できた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社かつみソーイング
所在地福井県 高浜町
業種繊維工業
技術分野材料製造プロセス
従業員数27人
資本金300万円
設立1987年

事業の背景

有限会社かつみソーイングは、大手スポーツ用品メーカーのスポーツウエアを製造し、材料調達から裁断、縫製までを一貫して行っている。メーカーからは「メード・イン・ジャパン」の高品質な製品づくりが求められていた。スポーツウエア市場では、運動機能を補完するコンプレッションウエアの市場が拡大し、伸縮性を出すために超柔軟・低融点材料が使われるようになった。売上高は2億5,000万円(平成28年9月期)。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程製造期間が平均して約5週間かかり、顧客が求めるクイックレスポンスに応えきれていなかった。
  • 人手・技能裁断の技は熟練者の経験や勘に頼っており、若手へ具体的に伝えにくかった。
  • 品質・精度超柔軟・低融点材料の裁断では、裁断機の刃が高温になり生地が溶着してしまうことが多かった。
  • 人手・技能熟練者の高齢化が進み、技能の継承が急務になっていた。

やったこと

高速自動裁断機(CAM)とともに、CAD連携の自動裁断機接続システムと自動延反機を導入した。熟練者が若手社員とともに高速自動裁断機の工程を設定し、材料に合わせた裁断の仕方を具体的な数値で示せるようにした。これにより、熟練者の経験や勘をデジタル化して技を伝承する体制をつくった。超柔軟・低融点材料の溶着を防ぐため、刃の冷却装置についても研究した。

事業の効果

  • リードタイム 5週→2.5週

高速自動裁断機の導入により、材料によっては製造期間が半減し、リードタイムを大幅に短縮できた。顧客が求めるクイックレスポンスに応える体制が整った。熟練者が若手と工程を設定することで、経験や勘に頼っていた裁断の要点を数値で伝えられるようになった。医療・健康分野のサポーターなどで新規受注も生まれ、熟練者と若手の交流など企業風土の改革にもつながった。

今後の展望

今後は、溶着のない裁断を目指して刃を低温に保つ装置の開発を進める。成長分野である医療・健康分野などへのマルチアイテム展開を目指す。

事業者の声

メード・イン・ジャパンならではの「売れる良い顔のシャツづくり」を目指し、スポーツウエアを提供しています。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。