ものづくり補助金平成25年度製造業福井県

高機能NCフライスによるフロントサッシの加工プロセス開発(生産方式改革)

株式会社サンエム

成果新型フロントサッシで年率15%の増加を見込んでいる。

この事例のポイント

  • フロントサッシは建築工程でデザインが最後まで決まらないため納期が非常に短く、製作期間の短縮が求められていた。
  • 旧型フライス機のNC装置およびNC制御部を最新のWindows環境に一新し、内部をまるごと最新の機能に入れ替えた。
  • 新型フロントサッシで年率15%の増加を見込んでいる。2レーンの作業台により作業速度は2倍になり、機械を効率よく活用できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンエム
所在地福井県 坂井市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数27人
資本金1,150万円
設立1984年

事業の背景

株式会社サンエムは昭和59年創業のアルミニウム製建具の設計・製作・施工会社で、店舗用アルミサッシなどの金属製建具を手がける。同社の製品は全国の大型店や高速道路のサービスエリアなどで使用されている。商業施設の大型化に伴い店舗用アルミサッシも大型化し、強度や気密性・水密性への要求が高まっている。平成29年の売上高は10億4,800万円。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程フロントサッシは建築工程でデザインが最後まで決まらないため納期が非常に短く、製作期間の短縮が求められていた。
  • 品質・精度台風などの風圧に耐える強度や気密性・水密性が厳しく求められ、ミスのない確かな製品づくりが必要になっていた。
  • 生産能力所有していた旧型フライス機はDOS環境で、NC装置およびNC制御部の更新が必要だった。

やったこと

旧型フライス機のNC装置およびNC制御部を最新のWindows環境に一新し、内部をまるごと最新の機能に入れ替えた。作業ラインを2つ取れるよう機械の仕様を独自に変更し、サッシ枠の左右を同時に加工できる2レーンの作業台を自社で製作した。1回の作業で裏表とも美しい円形の穴が開けられる自社開発ドリルを考案し、さらに先端と中間で直径が異なり1つの動きで2種類以上の大きさの穴を開けられるオリジナルドリルを木村社長が金属材料から研究して作り上げた。過去のデータをベースにした高度なプログラムを、経験の浅い社員でも使えるようにした。

  • 加工機NCフライス機NC装置・NC制御部を最新Windows環境に更新
  • 金型自社開発ドリル裏表両方に円形の穴を開けるドリル
  • その他2レーン作業台
  • ソフトプログラム作成ソフトWindows環境

新しい製品・サービス:自社開発の多段径ドリル(1つの動きで2種類以上の大きさの穴を開けられるドリル)と、新型フロントサッシ。

事業の効果

  • 新型フロントサッシで年率15%の増加を見込んでいる。
  • 作業速度 1倍→2倍

2レーンの作業台により作業速度は2倍になり、機械を効率よく活用できるようになった。裏表とも美しい円形の穴が開けられるドリルにより、寸分の狂いもなく加工でき、組み立てもスムーズになった。従業員による作業ミスも防げるようになった。新機械の導入により品質向上と短納期が可能になり、新型フロントサッシの需要増加を見込んでいる。経験の浅い社員でもデータをもとにした高度なプログラムを使えるようになった。

今後の展望

新機械の導入でさらに品質向上と短納期が可能になり、新型フロントサッシで年率15%の増加を見込んでいる。

事業者の声

プロとして誇れる仕事を

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。