回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 丸山商店
| 事業者名 | 株式会社 丸山商店 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 山梨市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
丸山商店は1951年に創業した蒟蒻粉製造卸問屋で、現社長の父が新規事業として始めた。こんにゃく芋は山梨ではほとんど作られておらず、国内主産地の群馬県が90%を占める。原料の95%は国産だが、中国やミャンマー、インドネシアなどからの輸入も増えている。
抱えていた課題
やったこと
板こんにゃく用の原料を大量に製造するため、細かく砕けたこんにゃく粉の粒子を取り出し、外玉の粉に均等に混ぜ合わせる配合機などの設備を導入した。異物除去ラインには振動フルイ、マンゴク式フルイ、金属探知機、磁石を組み合わせ、異物を完全に除去する仕組みを構築した。後工程の計量・包装を自動化するため自動計量包装機を導入し、配合機と合わせて原料投入から計量・包装までの自動化ラインを稼働させた。1200kgのコンテナ入りのこんにゃく芋を1日36トン、ベルトコンベヤーに空けて砂払いし、水路を通して洗い機、スラーサー、乾燥機(2時間)で乾燥させ、製粉・配合へと流す工程である。
| 加工機 | 配合機 |
|---|---|
| 加工機 | 振動フルイ |
| 加工機 | マンゴク式フルイ |
| 検査測定 | 金属探知機 |
| その他 | 磁石 |
| 加工機 | 自動計量包装機 |
原料投入から計量・包装までを自動化したことで、手作業による異物混入を未然に防げるようになった。異物除去設備を見直した結果、自信を持って製品を送り出せる設備になった。製造時間が短縮され、コストの削減も達成できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1951年で父の新規事業として始まり、二代目が事業を大きくしたいと語る経緯は書かれているが、経営戦略としての位置付けは明示されていない。
国産原料が95%、群馬県が国内生産の90%という外部環境と、異物除去への強い自信が書かれているが、競争優位としての整理は薄い。
粉への異物混入の発見や手作業による異物混入のリスクを課題として具体的に挙げ、自動化ラインで解決する流れが示されている。
製造時間の短縮やコスト削減に触れているが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
従業員15人(うち10名は10月〜3月)と記載があるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力についての記述は少ない。
需要の多い板こんにゃく用原料と、味しみの良さ・安全性を提供価値として示し、外玉粉の活用という具体的な製造方法も書かれている。
第一段階として配合機等を導入し、異物除去ラインと計量包装の自動化を段階的に進める流れが書かれているが、スケジュールは不明確。
資本金2,000万円の記載はあるが、資金調達や金融機関からの融資に関する記述は見当たらない。
こんにゃくは変化の少ない産業とされ、白度の高い白滝の安定製造を研究中とあるが、高付加価値化や高価格化の具体的な記述は少ない。
国産原料の割合や山梨名産品にこんにゃくが入ることは書かれているが、経済波及や雇用創出の具体的な効果は示されていない。
製造時間の短縮とコストの削減を達成したとあるが、補助金額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は書かれていない。
自動計量包装機や自動化ラインの導入は書かれているが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
山梨県牧丘町での立地や地域農家との歴史は書かれているが、地域経済の牽引や雇用創出の規模は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
白度の高い白滝をつくるためのこんにゃく粉の安定製造を研究中である。また、近年増えている、こんにゃく芋から直接こんにゃく製品を作る顧客向けに、水洗いしたこんにゃく芋の販売にも力を入れている。
「おやじに洗脳されて、何の疑いもなく入った仕事。こんにゃくに興味もなかったけれど商売を大きくしたいという気持ちが強かったですね。」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日