回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社イツミ
| 事業者名 | 株式会社イツミ |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 諏訪郡原村 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 2,800万円 |
| 設立 | 1961年 |
同社は業務用衣料仕上機の専門メーカーで、クリーニング工場用機器や縫製工場用機器などを製造してきた。1990年には世界初の全自動ワイシャツロボット仕上機の開発・量産に成功し、業務用衣料仕上汎用プレス機では現在世界トップクラスのシェアを持つ。企画から板金加工、塗装、組立まで内製する一貫生産体制が強みである。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金でマシニングセンターを導入し、3次元金型の機械加工化に着手した。金型の3次元データを活用して、職人不足への対応と金型精度の向上を図った。
職人の技に頼っていた3次元金型を機械加工化することで、職人不足への対応を図れた。金型精度が高まり、より高品質な仕上がりを実現する高級プレス機の開発につなげられる見込みである。成果は上がっていると会社は述べている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1990年の全自動ワイシャツロボット仕上機開発など過去の取組は書かれるが、金型機械加工化が経営戦略上どう位置付けられるかは明示されていない。
業務用衣料仕上汎用プレス機で世界トップクラスのシェアと200機種の標準品、受注後1カ月納品といった強みが具体的に書かれている。
職人の高齢化による危機的状況という課題認識は書かれるが、高付加価値化・成長につながる事業計画の中身は具体的に読み取れない。
付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、開発納期短縮や密着性向上の一定の効果が確認できたとあるのみ。
従業員40人、創業1961年、一貫生産体制と書かれるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の詳細は薄い。
高品質な仕上がりや職人不足への対応という目的は書かれるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
今後は電子形状データの活用や三次元形状への対応が課題とあるが、スケジュールや解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高品質・高価格化を図るプレス機の開発が目指されているが、同分野での水準や普及度の数字は示されていない。
職人の高齢化による危機的状況への対応は書かれるが、波及効果や雇用創出の規模など国が補助する理由は明示されない。
費用対効果を示す補助金額や付加価値増加の数字は書かれておらず、効果が一定確認できたとのみ記されている。
デジタルデータを活用した機械加工化は書かれるが、サプライチェーン全体へのイノベーション貢献の記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
長野県諏訪郡原村の企業と書かれるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は読み取れない。
高級プレス機の開発に結びつけ、トップブランドとして新たな提案をめざす。
完全内製のメリットはホロット・多品種・短納期に対応できること
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった