部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
カネテック株式会社
成果加工時間の60%削減
| 事業者名 | カネテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上田市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 170人 |
| 資本金 | 5.85億円 |
| 設立 | 1949年 |
カネテックは工作機械のベッドに取り付けて加工物を保持するマグネットチャックなどを主力とするマグネット応用機器の総合メーカーである。主力のマグネットチャックは国内で60~70%のシェアを持つ。多品種少量生産で価格面の競争に厳しくさらされており、今まで失っていた受注の回復と売上拡大が課題であった。
抱えていた課題
やったこと
高速回転域加工機械を導入し、高速加工工具の研究・導入を行った。対応するプログラムの開発・実施、固定方法・段取りの研究・実施、スルークーラントシステムの採用、高性能切削液の採用を行い、生産性向上とコストダウンを図った。前年度補助事業で確立した穴加工技術と組み合わせ、溝加工の効率化を進めた。若手技術者中心のプロジェクトとして進めた。
| 加工機 | 高速回転域加工機械(複合加工機) |
|---|---|
| その他 | 高速加工工具 |
| その他 | スルークーラントシステム |
小型マグネットチャックのドリル穴開け加工時間が短縮された。サブテーブル治具の研究製作によりクランプ不足が解消され、工具寿命が安定してコストダウンが実現した。ドリル加工プログラムの研究により切粉の排出が良くなり工具の破損が少ない設定が見つかった。これらによりリードタイムが短縮され、工具の長寿命化も図られた。工具の高寿命化と技術者のスキルアップも得られた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
前年補助金の穴加工技術を活かし溝加工へ展開すると記載があり、過去取組との一貫性は読み取れるが経営戦略上の位置付けは明示されていない。
納期と価格で競合に敗退するマグネットチャックという課題と、多品種少量・海外価格競争への言及はあるが、自社の強みを体系的に示す記述は薄い。
課題として納期と価格の競争敗退を挙げ、穴加工時間の60%削減や工具寿命の改善など、課題に対応する具体的施策が示されている。
穴空け加工時間の60%削減や加工時間短縮の実績が数字で示されており、付加価値向上の目標値の裏付けがある。ただし売上目標の数値は示されていない。
若手技術者中心のプロジェクトとして進めた旨はあるが、体制や事務処理能力の詳細は書かれていない。
マグネットチャックの国内シェア60~70%や顧客の要望に合わせた再設計など顧客ニーズへの対応が読み取れるが、ターゲットの明確な整理は薄い。
平成25年度と26年度の2段階で穴加工から溝加工へ段階的に展開した流れが示されるが、スケジュールの詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
マグネットチャックやマグネット応用機器の分野で高いシェアを持つと記載があるが、高付加価値化・高価格化の水準は示されていない。
産業界での存在感や多種の応用機器製造は書かれているが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
加工時間60%削減やリードタイム短縮、工具寿命延長など、補助事業による生産性向上の効果が具体的数字で示されている。
最新鋭の穴空け機械や高速加工工具の導入は書かれているが、サプライチェーンへの貢献や先端デジタル技術の活用は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
上田市の企業で、長野県の認定を受けたことは書かれているが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
総合メーカーである当社は多品種少量生産であり、価格面で厳しい競争にさらされています。今回のコストダウン対策によって、今まで失ってきた受注の回復と売上げ拡大を図りたい
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。