自社設備(大型プレーナー)の改良によるリードタイム短縮化・短納期化の実現
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
株式会社エヌ・ピー・シー
成果約3割低減
| 事業者名 | 株式会社エヌ・ピー・シー |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上伊那郡箕輪町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
株式会社エヌ・ピー・シーは1963年創業の根橋製作所をはじめとする5社でつくる「根橋グループ」の一員で、電子部品の金属プレス加工と金型設計・加工を中心に展開している。グループ化により金属と樹脂の複合部品のワンストップ生産が可能で、専用自動機を自社開発・製造できることが強みである。人の採用が難しかったため自動化を進め、少人数で仕事をしている。
抱えていた課題
やったこと
高速精密プレス機を導入し、生産の自動化を進めるとともに、新規付帯金型の開発により取り個数を増やし、回転数を上げて生産性を向上させた。同機の導入により大幅な加工スピードアップとコストダウンを実現した。短納期対応のプレス試作金型開発及び万能研削盤を導入し、製品の小型化と高精度化が必要な試作金型部品の作成について、納期を最短3日から最短1日に短縮できるようにした。また、金型の段取り、調整、メンテナンス時間を半減させた。
新しい製品・サービス:積層コンデンサ用金属端子、音鳴き対策用コンデンサ向けの微細な金属部品
高速精密プレス機の導入と金型開発により生産性が向上し、プレス加工部品のコストを約3割低減できるようになった。積層コンデンサ用金属端子の受注拡大を目指している。試作金型部品の納期が大幅に短縮され、新規開発品の量産受注獲得に優位性を得られるようになった。金型の段取り等の時間も半減した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1998年の金属プレス会社で電子部品のプレス加工が事業の柱とあるが、経営戦略上の位置づけや過去の取組との一貫性は書かれていない。
電子部品メーカーからの音鳴き対策用金属部品の受注や、自社での専用自動機開発など強みは読み取れるが、市場動向の分析は書かれていない。
生産コストの低減が課題とされ、高速精密プレス機導入と生産の自動化で受注拡大を目指す流れは読めるが、課題解決の計画の詳細は薄い。
プレス加工部品のコストを約3割低減とあり数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず実現可能性の判断材料は限られる。
社員9人で6人が業務を担当し3人がグループ内で金型技術を研さんしているとあり、人員体制の記述がある。
音鳴き対策用コンデンサ向けの微細金属部品という用途と、取引先大手電子部品メーカーの要望に応える点が具体的に書かれている。
将来は金型開発から一貫して手がける技術者への成長を期待とあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
携帯電話等の音鳴き対策用コンデンサ部品という分野の記述はあるが、高付加価値化や高価格化の水準は具体的に書かれていない。
電子部品の国内生産を維持・拡大する課題や今後の自動車搭載見込みへの言及がわずかにあるが、国が補助する理由としての波及効果は書かれていない。
約3割のコスト低減と大幅な加工スピードアップが示されるが、補助金投入額との対比による費用対効果は書かれていない。
グループ内で金属と樹脂の複合部品をワンストップ生産できる点はうかがえるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
長野県上伊那郡箕輪町の企業でグループ連携による地域の事業と雇用が読み取れるが、地域特性を活かした経済成長への言及は薄い。
音鳴き対策用コンデンサは今後自動車への搭載も見込まれ、さらに需要が増えると期待している。
できる限り自動化を図り、少人数で仕事をすることがポリシー
公式の事例集より(原文のまま)
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。