ワイヤーカットで短納期の試作開発に応える体制を強化
取引先からの短納期の要求に応えるため、アジエシャルミー社製のワイヤーカット放電加工機CUT20Pを導入した。
有限会社山脇バネ製作所
成果生産リードタイム 7日→4日
| 事業者名 | 有限会社山脇バネ製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 草津市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 800万円 |
| 設立 | 1983年 |
当社は板バネ、薄板ばね、精密部品の試作品製造を行うバネ板材加工メーカーで、創業以来40年以上にわたり試作品製造に取り組んでいる。従前は受注ごとに顧客負担で専用金型を製造しており、標準的な試作品製造に約1週間を要していた。既存顧客の短納期化ニーズが高まっていた。
抱えていた課題
やったこと
加工速度の速い最新のNCワイヤー放電加工機を導入し、汎用金型の内製に取り組んだ。専用金型の製造速度を旧式機の2倍に高め、生じた稼働余裕を使って金属板の曲げ加工用汎用金型を製造し、種類を少しずつ増やした。2014年以降、継続的に汎用金型の製造とラインアップ充実を進め、現在は自社で約200個以上の金型を保有している。
| 加工機 | NCワイヤー放電加工機 |
|---|
新しい製品・サービス:バネ板材の加工技術を活用したグリーンフォーク、ネーム入りクリップなどのオリジナル商品
標準的な試作品の生産リードタイムが平均1週間から4日に短縮し、専用金型製造費用の数万円分、見積金額を下げられた。短納期化により既存顧客からの受注が大幅に増え、急ぎの案件の獲得率も上がった。1個からの試作製造が可能になったことで新規顧客からの問い合わせも増え、全国の企業から新たな取引につながった。高精度な汎用金型の製造を通じて金属加工技術も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
汎用金型の内製化と小ロット対応という一貫した取組が書かれており、経営戦略上の位置付けは読み取れるが明示的な戦略記述は薄い。
短納期ニーズへの対応や全国の企業からの問い合わせ獲得など、自社の強みを活かした競争優位の方向性が具体的に読み取れる。
試作品製造の約1週間から平均4日への短縮と月間120件から220件への受注増という課題解決と成長の関係が具体的に書かれている。
リードタイムの1週間から4日への短縮や月間受注件数の増加が数値で示され、実績ベースの目標達成が読み取れる。
従業員11人の規模は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制について具体的な記述はわずかにうかがえる程度。
1個から試作可能、急ぎ案件への即答見積など、顧客ターゲットと選ばれる理由が具体的に整理されている。
今後の展望として業務標準化や育成が挙げられているが、補助事業の遂行スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
バネ板試作の小ロット対応で差別化しているが、同分野での高付加価値化・高価格化の水準を示す記述は限定的。
上場大手メーカーとの取引交渉や雇用への言及がわずかにあるが、国が補助する積極的理由としての波及効果は具体的に書かれていない。
数万円分の金型費削減や受注件数の増加など効果は示されているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
NCワイヤー放電加工機の導入とデジタル検査機の導入が触れられるが、サプライチェーンへの貢献は明確に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
滋賀県草津市の地域企業として全国の企業と取引する展開が書かれているが、地域特性を活かした雇用・成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国内全域のバネ板材試作品加工メーカーをめざし、従業員の育成や業務効率の改善、ベテランの暗黙知の標準化による全従業員の生産効率の底上げに取り組む。上場大手メーカーとの直接取引に向けた交渉が進んでおり、最新の画像検査機械を導入して品質管理体制を強化している。
取引先からの短納期の要求に応えるため、アジエシャルミー社製のワイヤーカット放電加工機CUT20Pを導入した。
高機能三次元スキャナー、CAD/CAM、マシニングセンターを導入し、金型作製の工程を見直した。
効果:金型原型作製時間 10時間→0.5時間
切文字加工ができる樹脂用レーザー加工機(120W)を導入した。
効果:加工範囲は1000mm×700mm(それを超えるデザインにも一部加工の工夫で対応)