ものづくり補助金平成25年度製造業静岡県

厚肉球体形状の多層インサート成形技術の高度化によるグラウンドゴルフ製品事業の展開

羽立工業株式会社

成果年間生産量(グラウンドゴルフ用ボール) 10万球→15万球

この事例のポイント

  • 厚肉球体形状を要因とする成形時間の長さと、少ない生産個数が重要課題となっていた。
  • 中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業の支援を受け、ハイブリッド縦型成形機と付帯設備を導入した。
  • 年間生産量(グラウンドゴルフ用ボール) 10万球→15万球。ハイブリッド縦型成形機の導入と樹脂の見直しにより、厚肉球体ボールの生産性が向上し、耐久性に優れたボールを低コストで安定…

事業者のプロフィール

事業者名羽立工業株式会社
所在地静岡県 潮西市
業種プラスチック製品製造業
技術分野接合・実装,立体造形
従業員数56人
資本金1,000万円
設立1950年

事業の背景

羽立工業はグラウンドゴルフ用品の製造販売で市場シェア2位を誇るスポーツ用品メーカーである。ゲートボールやグラウンドゴルフなど高齢者向けの用品を中心に手がけてきた。総人口は減少している一方で高齢者は増えており、健康をキーワードにウェルネス事業部を新設し、認知症予防商品なども展開している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力厚肉球体形状を要因とする成形時間の長さと、少ない生産個数が重要課題となっていた。
  • 品質・精度インサート成形ではコア球の位置ずれによって品質にばらつきが生じていた。
  • 品質・精度多層成形では層間の密着強度が不足し、耐久性への懸念があった。
  • 新製品・新技術市場トップシェアを目指すには、大手スポーツメーカーに負けない商品力のある新製品の開発が不可欠だった。

やったこと

中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業の支援を受け、ハイブリッド縦型成形機と付帯設備を導入した。新しい成形機とインサート成形品の組み合わせにより、厚肉球体形状の長い成形時間と少ない生産個数を改善した。あわせて樹脂の組み合わせを見直し、層間の密着強度を高めた。さらに厚肉球体形状多層インサート成形の技術を活用して新しいボールの成形試作を重ね、量産の準備を整えた。生産効率を上げるために工場レイアウトも変更した。

新しい製品・サービス:厚肉球体形状多層インサート成形の技術を活用した新しいボール、および外観品質を向上させ芯まで透明樹脂を使用したグラウンドゴルフ用ボール

事業の効果

  • 年間生産量(グラウンドゴルフ用ボール) 10万球→15万球

ハイブリッド縦型成形機の導入と樹脂の見直しにより、厚肉球体ボールの生産性が向上し、耐久性に優れたボールを低コストで安定して提供できるようになった。グラウンドゴルフ用ボールの年間生産量は10万球から15万球に増えた。厚肉球体形状多層インサート成形の技術により新しいボールの開発にも成功した。技術力の向上により大手メーカーから新たな製品の相談も寄せられるようになった。

今後の展望

本事業で得た技術や生産能力を生かして新しいボールを開発し、5年後にはグラウンドゴルフ用品の業界トップシェアを目指す。クラブの意匠性の高いヘッド部、ゴルフボール、化粧品容器など幅広い技術展開も視野に入れている。

事業者の声

新しいボールを開発したい。5年後にはグラウンドゴルフ用品の製造・販売業界トップシェアの座をねらいたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。