ものづくり補助金平成25年度製造業京都府

薄い板1枚で映像が浮かび上がる?空中映像技術の量産化を目指す

株式会社パリティ・イノベーションズ

成果以前のパリティミラーの透過率は13%程度だったが、補助金で作成した金型で透過率をあげられるという研究成果を得た。

この事例のポイント

  • 質の良いパリティミラーの製造はできているものの、量産には至っていない。
  • パリティミラーの透過率をあげるための金型を作成した。
  • 以前のパリティミラーの透過率は13%程度だったが、補助金で作成した金型で透過率をあげられるという研究成果を得た。補助金で作成した金型により、パリティミラーの透過率をあげられるという研究成果を得た。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社パリティ・イノベーションズ
所在地京都府 相楽郡精華町
業種その他の製造業
技術分野精密加工
従業員数7人
資本金4,220万円
設立2010年

事業の背景

パリティミラーは情報通信研究機構という国営研究所の研究成果で、特許出願から11年が経っている。以前のパリティミラーは透過率が13%程度と非常に低かった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力質の良いパリティミラーの製造はできているものの、量産には至っていない。
  • コスト・採算量産にあたっての大きな問題点であったコスト面について、ある程度の目処は立っている。

やったこと

パリティミラーの透過率をあげるための金型を作成した。また、パリティミラーの量産体積を圧縮するための装置を導入した。

金型透過率向上用の金型
加工機量産用の体積圧縮装置

新しい製品・サービス:パリティミラー(透過率を向上させたもの)および空中スイッチ・空中タッチディスプレイなどの応用製品

事業の効果

  • 以前のパリティミラーの透過率は13%程度だったが、補助金で作成した金型で透過率をあげられるという研究成果を得た。

補助金で作成した金型により、パリティミラーの透過率をあげられるという研究成果を得た。透過率が上がれば映像が明るくなる。その研究成果を量産に組み込むかは検討段階で、将来的には透過率をあげたパリティミラーの製造を目指している。量産化は1年以内を目標としており、量産が進めば数百円のレベルまで安くできると考えている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    パリティミラーは国の研究所の研究成果で、特許出願から11年の経緯があると書かれており、事業の一貫性は読み取れるが経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    市場や顧客動向、競合に対する自社の強み・弱みへの言及はなく、用途例(工場・医療・家庭)が示されるのみで競争優位性は読み取れない。

  • 課題の認識と解決3

    課題として透過率13%による映像の暗さと量産時のコスト面が挙げられ、量産と透過率向上が取り組まれているが、事業計画としての高付加価値化の道筋は具体性が薄い。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    1年以内の量産化が目標、数百円レベルへの値下げが構想とあるが、付加価値額や賃上げの目標数値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    接触せずに操作できる衛生性や老若男女が使えることなど、顧客像と選ばれる理由の方向性は示されるが、ターゲットや裏付けは明確でない。

  • 事業化までの道筋3

    量産、応用製品開発、販売開始の順序は示されているが、スケジュールの詳細や課題解決の方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    空中映像は一般的に普及していない分野で、透過率13%を改善する研究成果など、同分野での高機能化を図る取組が具体的に示されている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    衛生性やどこでも使えるといった利便性は示されるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    赤外線センサーで映像に触れずに操作する仕組みが示されるが、サプライチェーンや地域への貢献については書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    空中映像という新分野への進出は読み取れるが、日本経済の構造転換への寄与は明示されていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

1年以内の量産化を目標とし、量産に着手して既に準備している製品化と販売の開始を目指す。透過率などの面で商品化には不十分な点があるため、研究開発を続ける。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。