部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
株式会社マルトモ
| 事業者名 | 株式会社マルトモ |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市港区 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 53人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1951年 |
マルトモは手込め成形(フラン造型法)で鋳物を製造し、創業当初は産業機械向けが多かったが、現在は工作機械部品が売り上げの半分を占める。工作機械産業は米中貿易戦争の影響を受けている一方、産業機械用途は好調を持続し、エレベーターの巻き上げ機用も安定的に受注がある。電動車(EV)の蓄電池製造装置向けも急速に拡大している。顧客数は20社近くあり、特定顧客に依存しない体質である。
抱えていた課題
やったこと
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業の補助金を活用し、コンプレッサーを一新した。選択テーマは「高効率コンプレッサーシステム導入による省エネ化、稼働率の向上」である。3台ともインバーター制御の最新式コンプレッサーに入れ替え、自動切替式エンジンコンプレッサーも新たに購入した。砂の移動や研削、バリ取り、鋳型清掃などでエアーを使用しており、工場内は70〜80メートルの移動がある。
| その他 | インバーター制御コンプレッサー(3台) |
|---|---|
| その他 | 自動切替式エンジンコンプレッサー |
インバーター制御により、モーターの回転数自体を制御するため消費電力が大幅に低減した。作業者は工場稼動前にスイッチをオンにするだけでよくなり、手間が省けた。エンジンコンプレッサーの負荷も軽減され、1日1時間ほどの稼働になった。夏場はクーラーがフル稼働しても契約電力の上限に抵触しなくなり、契約電力も漸減できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鋳物一筋の事業と、新規事業へのチャレンジ意向がうかがえるが、経営戦略上の位置づけは具体的に書かれていない。
産業機械・EV蓄電池装置向けの受注が安定していることはうかがえるが、競争優位の根拠は示されていない。
老朽化したコンプレッサーの問題と、消費電力の大幅低減・契約電力の漸減という課題と効果が具体的に記載されている。
省電力や契約電力の漸減が述べられるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
社長が稼働状況を把握し、3台のインバーター制御機に入れ替えた体制と、作業者の手間削減が具体的に記載されている。
顧客は約20社で特定顧客に依存しない体質という記載はあるが、製品の選ばれる理由は整理されていない。
コンプレッサー更新の経緯と稼働方法の変化は書かれるが、中長期の検証やスケジュールは記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
砂の移動にエアーを多く使う鋳物業界の特徴は書かれるが、高付加価値化・高価格化の水準は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
補助金で一新し、稼働時間の短縮や契約電力の低減が述べられるが、費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
EV蓄電池製造装置向け需要の拡大に触れるが、構造転換への言及はわずかである。
名古屋市港区の本社工場と地域の鋳物メーカーであることは読み取れるが、地域経済への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
鋳物から離れるつもりはない
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間
省エネ型の新型リフロー炉エコリフロー(SNR-840GT Ver.4.0)を2台導入した。
効果:消費電力 20.4kW→13.1kW