ものづくり補助金平成26年度製造業広島県

革新的高燃焼化システムによる多機能・多孔質発泡体製造の低コスト・環境負荷低減による販売促進

株式会社 こっこー

成果時間当たり燃料使用量 68.51L/時間→64.9L/時間

この事例のポイント

  • 焼成工程の燃料使用量が多く(一般家屋約92家屋分)、原価に占める燃料費が50%以上で高コストである。
  • 既設の廃ガラス再資源化プラントに、酸水素ガスを利用した革新的燃焼システム「エコエネガスシステム」を導入した。
  • 時間当たり燃料使用量 68.51L/時間→64.9L/時間。エコエネガスシステムの導入により、時間当たりの燃料使用量が5.3%減少し、燃料消費量の削減を確認できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社 こっこー
所在地広島県 広島県呉市
業種鉄鋼業
技術分野材料製造プロセス
従業員数326人
資本金9,900万円
設立1951年

事業の背景

スーパーソルは東京五輪等に伴う建設ラッシュや、軽量という利点を生かした土木資材としての需要増加が見込まれている。一方で、焼成工程の燃料使用量が多く原価の50%以上を燃料費が占めており、高コストになっている。さらに温度帯が安定するまで0.5~1時間のロスがあり、生産効率が悪いことが製造上の課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算焼成工程の燃料使用量が多く(一般家屋約92家屋分)、原価に占める燃料費が50%以上で高コストである。
  • 生産能力焼成工程で温度帯が安定するまで0.5~1時間のロスが生じ、生産効率が悪い。

やったこと

既設の廃ガラス再資源化プラントに、酸水素ガスを利用した革新的燃焼システム「エコエネガスシステム」を導入した。水の電気分解で酸水素ガスを発生させ、酸水素ガスとA重油を混合してハイブリッド燃料を製造する。効率的な酸水素ガス発生条件とA重油と酸水素ガスの最適混合比率を検討し、製造条件を見直した。目標は燃料使用量を70L/Hから52.5L/Hへ、CO2排出量を189.7kg/Hから142.3kg/Hへ削減することであった。

その他エコエネガスシステム

事業の効果

  • 時間当たり燃料使用量 68.51L/時間→64.9L/時間
  • 1日当たり製造量 26㎥/日→28.8㎥/日

エコエネガスシステムの導入により、時間当たりの燃料使用量が5.3%減少し、燃料消費量の削減を確認できた。同時に1日当たりの製造量が11%増加し、製造量の増加も確認できた。事前検証ではハイブリッド燃料の方が灯油のみよりも燃焼温度が約120℃上昇しており、燃焼効率の向上が見込まれる。燃料コストの削減と製造量の増加により生産性が向上した。

今後の展望

製造コストの削減により販売地域を中国地区から関西付近まで拡大できる見込みで、今後の需要増加に対応する安定供給体制を構築する。化石燃料との混焼を超え、酸水素ガスのみでの安定燃焼システムの確立に取り組み、脱化石燃料で真の環境負荷低減を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。