画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
おぼろタオル株式会社
成果生産性は200%向上
| 事業者名 | おぼろタオル株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 津市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 62人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
同社は1908年に無地タオルの緯糸だけが染まる染色技術「朧染タオル製造法」を開発し、1927年には袋織ガーゼタオルの実用新案を得て、細い糸によるガーゼタオルの量産を国内で初めて始めた。最近は吸収性に優れた新製品「エアーかおる」がヒット商品となっている。製織から晒・染色加工、仕上げ、発送まで一貫生産体制をとるが、織布生産の外注比率は50〜60%と高い。当社製品は細番手で未晒の原糸を使うことから、軽く絞りやすく吸水性が良い点が同業他社に対する優位性となっている。
抱えていた課題
やったこと
吸水性と生産性の高い原糸として、ワックス量の少ない原糸8種類の候補から、タオル品質(脱毛率、パイル保持性、肌触り)を満たす4種類を選定した。糸切れの少ない高生産性織機として、最新のエアージェット織機を導入した。この織機は現行機種の1.7〜2.5倍の生産性を持ち、低ノズル圧装置や糸切れ処理時の品質異常を防ぐ経テンション調整機能を備える。選定した細番手原糸を使い、回転数、各テンション、ノズルエアー圧などの最適な織り条件を探索した。その結果、40/1パポリスバスタオル、40/1パポリスフェイスタオル、20/1ラミーコットフェイスタオル、40/1SFYフェイスタオル、30/1MYSTIフェイスタオルの5種類の高機能タオルを試作した。
| 加工機 | エアージェット織機 |
|---|---|
| その他 | スクリュコンプレッサー |
新しい製品・サービス:軽さ、絞りやすさ、高吸水性を備えた高機能タオル(試作開発品5種類)
新しいエアージェット織機の導入により生産性が200%向上し、品質向上と省エネにも大きな効果が出た。エアー圧の変動がほとんどなくなり、緯糸入れが安定した。試作した5種類のタオルは吸水性(沈降法)が1秒以内となり、今治認定基準の5秒を大きく上回った。脱毛率は0.02〜0.19%で今治認定基準の0.2%以下を満たし、外観と風合も社内基準をすべてクリアした。内製化比率が高まり、最終製品の生産数量の増加も見込める。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1908年の朧染技術や細番手原糸によるタオル商品化に長年取り組んできた経緯があり、今回の設備導入もその延長として位置づけられている。
細番手未晒の原糸を使う同業他社に対する優位性や、高吸水性への消費者ニーズが示されており、外部環境と強みを結びつけて説明している。
織布の外注比率が50〜60%と高く、外注先の高齢化や設備老朽化が課題と具体的に示され、生産性200%向上や内製化の効果も数値で示されている。
吸水性や脱毛率などの品質目標は数値で示されているが、付加価値額や賃上げに関する目標値は記載がない。
熟練者の有効活用に触れるのみで、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な記載はうかがえない。
寝装品、ナイティー、ベビーウェア向けに高吸水性機能を持たせる提案が具体的に示され、顧客ターゲットと製品価値が整理されている。
今後は多品種かつ難易度の高い原糸の生産技術確立を急ぐという方向性は示されるが、スケジュールや解決方法の記載は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
試作品の吸水性は1秒以内で今治認定基準の5秒を大きく上回り、パイル品種は基準の約2倍と高水準の機能化が図られている。
内製化比率の向上による最終製品の生産数量増加が見込まれるとあるが、地域経済や雇用創出への波及効果は具体的に書かれていない。
生産性は200%向上、使用電力は53%減、エアー吐出量は4%増と効果は数値で示されるが、補助金額や投資額との比較は書かれていない。
最新のエアージェット織機による生産技術の向上は書かれているが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
高吸水性機能素材による新たな販路開拓の期待が述べられるのみで、成長分野への進出や構造転換との関係は明確でない。
今治認定基準への言及はあるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域経済の成長にはつながる記述が見当たらない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は多品種かつ難易度の高い原糸の使用に取り組み、その生産技術の確立を急ぐ。寝装品、ナイティー、ベビーウェア向けなどに高吸水性機能を組み合わせた素材提案を進め、新たな販路開拓を図る。取引先や消費者ニーズに素早く対応できるようになり、他社との競争力強化を進める。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%