回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
イング株式会社
成果100mからの生産が可能になった
| 事業者名 | イング株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 四日市市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 37人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
創業から60年にわたり蓄積してきた技術力と生産ノウハウを背景に、自社ファクトリーブランドの拡大を進めている。「作ることと売ること」を一体化させるファクトリーブランドが増えつつある中で、原料の染色生地の内製化が必要になっていた。
抱えていた課題
やったこと
新たにデジタルプリンターを導入し、既設のCAD・CAMと連動させた。綿生地向けに160cm幅以上の生地へ100mから生産できるダイレクト顔料プリンター(MUTOH VJ-1938TX)、ポリエステル用の昇華転写プリンター(EPSON SC-F9200)、連続式昇華転写プレス機(ハシマ HSP-2000RU)を導入した。型紙部分のみを染色して自動裁断機で裁断できるようにし、超音波接合の縫製システムと組み合わせて無縫製の商品づくりを目指した。生地原反を通すパイプと止め金具は自社で試行錯誤して開発した。
| 加工機 | EPSON SC-F9200 昇華転写インクジェットプリンター |
|---|---|
| 加工機 | MUTOH VJ-1938TX ダイレクト顔料プリンター |
| 加工機 | ハシマ HSP-2000RU 連続式昇華転写プレス機 |
| 加工機 | EPSON SC-F2000 ダイレクト部分プリント機 |
| 加工機 | 超音波接合の衣料縫製システム |
新しい製品・サービス:超音波による接合技術を使ったミシンと組み合わせた無縫製の衣料製品、店舗別のオリジナル柄の商品
染色を製品に必要な部分だけに絞れるようになり、捨てる部分の染色を削減できた。100mから個別の柄を染色でき、極端な小ロット生産がコストに関係なく可能になった。納期が短縮され、シーズン途中の追加注文にも対応できるようになった。生産ロットの制限がないため取引先の在庫リスクの軽減にも貢献できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
60年の技術力と自社ファクトリーブランド拡大を背景に、染色内製化の必要性が述べられているが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
国内染工場の減少と小ロット生産の困難さに触れ、企画から染色まで自社内で行う強みが示されているが、市場データの記述は乏しい。
染色外注依存という課題と、デジタルプリンター導入による納期短縮・省力化の方向性は示されるが、付加価値向上の数値目標は読み取れない。
付加価値の高い商品を目指すとあるが、高付加価値化や賃上げの目標値は示されていない。
導入設備の購入時期とテスト稼働での試行錯誤は書かれるが、人材や事務処理体制の記述は見当たらない。
百貨店や専門店の店舗別オリジナル柄への対応、小ロット生産、在庫リスク軽減など顧客ニーズと選ばれる理由が整理されている。
テスト稼働で原反搬送装置を改良した経緯や残る課題が書かれ、課題解決の進め方が一部読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
ファクトリーブランドや小ロット対応で差別化する姿勢はあるが、分野全体の普及度や高価格化の水準は示されていない。
国内染工場の空洞化による減少への言及はあるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
染色削減や納期短縮の効果は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
CAD・CAMとデジタルプリンター、超音波接合を連動させる点は示されるが、サプライチェーン全体への貢献までは書かれていない。
国内染工場の空洞化への対応と書かれるが、成長分野への進出や産業構造転換への言及は乏しい。
地域の産業を支える言及は見当たらず、三重県四日市の立地以外に地域の経済成長への寄与は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。