おかずみその殺菌方法の変更による安全性、作業環境改善、コストダウンの実現
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
サンユー技研工業株式会社
| 事業者名 | サンユー技研工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 津市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 49人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
昭和45年に創業した会社で、大手自動車メーカー向けのエンジン部品およびアルミダイカスト製品の金型を設計・製作している。金型製作能力は125tから3,000tクラスまで対応できる。将来は電気自動車の普及によりエンジン部品が減り、ダイカスト金型の需要が激減する恐れがあるという業界の動きがある。
抱えていた課題
やったこと
新技術であるパルスレーザー光溶接を導入し、アルゴン溶接とレーザー溶接を使い分ける工法を開発した。レーザー溶接機は必要な性能から選定して発注した。アルゴン溶接とレーザー溶接の特徴を社内で検証し、広範囲はアルゴン、巣やヒケの補修はレーザーで行う方針を決めた。レーザー溶接は溶接箇所を10mm×10mm以下とし、材質は母材と共材で行い(形状部はSKD61、アルゴンの場合はMAS1)、ピン角や形状部など熱影響が懸念される部位はレーザーで行うルールを作成した。予熱・後熱の管理、開先量、溶接棒の材質、溶接速度、保管方法などを確認項目として社内ルールと手順書にまとめ、作業者に周知した。溶接者の技量テストを実施し、作業を担当する5名全員が及第点をクリアした。
| 加工機 | レーザー溶接機 |
|---|
レーザー溶接の導入により、溶接修正の再溶接や再加工を減らし、工数を40%削減できる見込みである。その結果、月間で176万円のコスト削減が可能と見込んでいる。熱による母材への影響が少ないため、金型のひび割れや劣化を防ぎ長寿命化を提案できるようになった。技術レベルがばらつきにくいレーザー溶接によって品質も安定し、短納期化にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の溶接修正による手間・コストへの課題認識と、金型製作の延長にあるレーザー溶接導入の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
エンジン部品向けダイカスト金型の需要減少が懸念され、樹脂製品分野への進出を検討すると書かれており、外部環境への認識はうかがえる。自社の強みとの関係は具体性が薄い。
月間コスト440万円、平均22万円/回、月20件という数字で課題を示し、工数40%削減・176万円/月の削減を目標としており、課題と解決策が具体的に結びついている。
再溶接等の工数を40%削減し176万円/月のコスト削減を目指すと数値目標が明記されている。ただし実現可能性の根拠は示されていない。
作業を担当する5名全員が溶接技量テストで及第点をクリアし、社内ルールと手順書を作成して周知したとあり、体制面の取り組みはうかがえるが、事務処理体制などは読み取れない。
金型母材への熱影響が少なく、ひび割れや劣化を防ぎ長寿命化を提案できるという価値は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
溶接箇所は10mm×10mm以下のルールや確認項目、レーザー技量は及第レベルで今後レベルアップする旨が書かれ、中長期の課題認識はあるが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
金型肉盛溶接にレーザー溶接を導入する点は新技術とされるが、普及度や高付加価値化の水準を示す記述は限定的である。
技術の確立やダイカスト金型以外への参入検討など地域や業界への波及がわずかにうかがえるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。
投資に対し月176万円のコスト削減、工数40%削減という費用対効果の数値が示されている。
レーザー溶接という先端技術の活用はうかがえるが、サプライチェーンや地域のイノベーションへの貢献は明記されていない。
電気自動車普及によるエンジン部品減少を受け、樹脂製品分野などへの進出を検討しており、構造転換への意識はうかがえる。
津市の地域での雇用創出や地域経済の成長への言及は見当たらず、わずかに地域の事業者であることがうかがえるだけである。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は従前のエンジン部品向けダイカスト金型以外の新規業界への参入を検討している。溶接後の表面をきれいに仕上げられることから、車のダッシュボードなど樹脂製品分野への進出も検討している。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
ポリウレア施工対象としてコンクリートなどの非鉄金属を主眼に、超音波式でミリ単位の測定が可能な膜厚計を導入し、確認検査体制を確立した。