回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
トキワスチール株式会社
成果従来は鋼板の切断後に穴開けをしていて鋼板1枚あたりの加工時間は1.9時間だったが、従来の約半分に短縮できた。
| 事業者名 | トキワスチール株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 須恵町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 50人 |
| 資本金 | 7,300万円 |
| 設立 | 1980年 |
ゼネコンからの鋼構造物の設計は厳しく、最終検査も厳しい。レーザー切断が条件となる場合もある。国内では高層建築物の大スパン化や商業スペース、オフィスの重層化が進み、東京や福岡、熊本などで再開発案件がある。鉄鋼業界の需要は5〜10年は続くと予測されている。
抱えていた課題
やったこと
CO2レーザー切断機を初めて導入し、高効率の加工システムを構築した。レーザー切断機は薄板の加工に向いており、熱影響が小さく切断面が美しく仕上がる。プログラムを組めば人がいなくても夜間を通して稼働でき、ゴミが入っても自動で止まる仕組みがある。レーザー切断機は鋼板の切断と穴開けの二つの作業を1台で行える。
| 加工機 | CO2レーザー切断機 |
|---|
レーザー切断機の導入で加工時間が従来の約半分に短縮され、段取り時間と切断後の補修時間も削減できた。ドロスフリーを実現し、後処理の手間が少なくなった。24時間の無人運転が可能になり、省人化と無人化を実現して従業員の負担も軽減された。レーザー切断機を保有していることが取引先に好印象を与え、建築以外の非建築ユーザーから新規取引が始まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存設備の得意な加工条件を踏まえて切断設備を選んだと書かれ、経営戦略上の位置づけは具体的には示されていない。
建築需要が5~10年続くと予測し、レーザー切断機を保有したことで取引先に好印象を与え、非建築ユーザーからの新規取引が始まったと書かれている。
従来は切断後に穴開けをしていた工程をレーザー1台で行えるようにし、段取り時間を削減、加工時間を1.9時間から約半分に短縮したと書かれている。
加工時間の短縮や24時間無人運転など目標に近い効果は書かれているが、目標値の設定と実現見込みの根拠は明示されていない。
従業員は段取りと片付けの作業で済むとあるが、補助事業を遂行する体制や人材の確保についての記述はうかがえる程度である。
加工品の品質向上、ドロスフリー、トレーサビリティーなど顧客が選ぶ理由が整理され、ゼネコンや発注先のニーズに対応していると書かれている。
補助金申請の準備や導入の経緯は書かれているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールの記述は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
レーザー切断機の性能向上は知っていたと書かれているが、普及度や高付加価値化の水準についての記述は少ない。
高層建築の大スパン化や耐震強度の向上、再開発案件の増加など、建築分野の需要拡大が書かれているが、国が補助する理由は述べられていない。
ガス溶断からレーザーへの置き換えで加工時間が約半分になったと書かれているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
レーザー切断機と無人運転による省人化・無人化の取組は書かれているが、サプライチェーンへの波及効果は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
福岡県須恵町の企業で、東京や福岡、熊本の再開発案件に触れているが、地域特性を活かした雇用や成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
高額な設備導入時は今後も補助金を申請していきたいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。