回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社加藤機械
成果スピンドルの同軸度 22μm→2μm
| 事業者名 | 株式会社加藤機械 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 四日市市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
当社は産業用機械の設計・製造を行い、オリジナル製品として販売している。ユーザーの要望に応じて、市場にはない機械の設計・製造を行っている。近年、顧客の要求水準が高度化しており、機械を構成する部品製作に係る加工技術の高度化が必須となっている。
抱えていた課題
やったこと
導入した高精度複合CNC旋盤の剛性や回転精度を把握し、安定した精度の加工ができる加工条件を求めた。部品3個を実際に製作して精度を測定した。自社製スピンドルは従来の汎用旋盤による方法と新規の方法の両方で製作し、振れ精度を測定した。同じ仕様の部品を両方の旋盤で製作し、加工時間の変化を確認した。
| 加工機 | 高精度複合CNC旋盤 |
|---|
部品設計を見直して分割製作していた部品を一体構造で製作できるようになり、部品点数の削減と小型化が実現した。使用材料が減り、スピンドル全体が軽量化されて動力エネルギーの削減にもつながった。スピンドルの同軸度が大きく向上し、半導体・精密組立装置業界からの受注にも対応できるようになった。一方、真円度と面粗度は目標値に届かなかったが、部品精度は上がり、従来対応できなかった品質の部品製作が可能となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
顧客の要求水準の高度化に対応するため加工技術を高度化する方針が書かれ、過去の取組との連続性は具体的に読み取れない。
顧客要望への対応と、従来対応できなかった部品加工が可能になった点は読めるが、市場動向や競争優位の根拠は薄い。
スピンドル同軸度を22μmから2μmへ、工程数を4工程から2工程へ削減するなど、課題に対する具体的な数値目標と成果が示されている。
真円度・面粗度などの目標値は示されているが目標未達で、付加価値や賃上げの目標は読み取れない。
設備導入と社内レイアウト検討は書かれているが、人材や事務処理体制についての記述はわずかにうかがえる程度。
半導体・精密組立装置業界からの受注対応が述べられるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
導入後の受注獲得と技術者レベル向上への言及はあるが、中長期の検証や具体的なスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
同軸度2μmや真円度2.7μmなど高精度加工を実現し、高水準の付加価値化を図る内容が数字つきで示されている。
半導体関連企業からの新規受注につながったとあるが、地域経済や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
加工時間を大幅に削減し、材料体積比15%削減や軽量化による省エネも数字で示され、効果が読み取れる。
高精度CNC旋盤の導入は書かれるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
半導体・精密組立装置業界への対応が書かれ、成長分野への進出の一端がうかがえるが、構造転換との関係は述べられていない。
三重県四日市市の企業であることは分かるが、地域特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
加工技術の向上により、半導体関連の企業などからの新規受注の獲得につながっている。最新の技術が取り込まれた工作機械を使用することで、今まで実現できなかった部品加工にも積極的に取り組み、技術者の技術レベル向上につなげていきたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名