回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 関西歯車工業社
成果機械の回転数 500回転/分→1,000回転/分
| 事業者名 | 株式会社 関西歯車工業社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 近江八幡市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
株式会社関西歯車工業社は歯車加工技術を強みとし、その前後工程も自社で加工できるオリジナル製品「簡易減速機」を研究開発して製造販売してきた。従前より各得意先との歯車加工の取引は継続的に続いており、技術力・精度の高さに厚い信頼を得ていた。
抱えていた課題
やったこと
簡易減速機(ケース部分)の切削加工工程の高効率化・高速化を実現するため、OKUMA製立型マシニングセンター MB-46VAE型を導入した。本設備は曲面適応加速速度制御を搭載した高速輪郭加工機能を備え、機械振動を抑制しながら高加減速が可能である。NC円テーブルには付加軸(2軸)仕様をオプションで搭載し、高精度・多軸連続切削に適した構成とした。従来4回だった取り付け段取りをワンチャッキング加工工程にまとめ、切削工具を選択して高速切削加工を行えるようにした。
| 加工機 | OKUMA製 立型マシニングセンター MB-46VAE型 |
|---|
新しい製品・サービス:簡易減速機
ワンチャッキングによる多面加工と高速切削により加工時間が大幅に短縮され、製品のコストダウンと短納期化を実現した。中ロット(月産500~600台)の量産化体制が構築できた。高効率化と高速化により、簡易減速機を扱う顧客への販路拡大が見込めるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
歯車加工技術を活かしオリジナル製品の簡易減速機を研究開発・製造販売してきたことが書かれ、過去の取組との一貫性が読み取れる。
製品精度は得意先に認められている一方で価格競争力に課題があると、自社の強みと弱みが明示されている。
段取り4回をワンチャッキングにし、回転数500~600から1000~1500回転/分、月産500~600台の量産体制と数字で示されている。
加工時間の短縮や量産化の数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、目標設定が読み取れない。
熟練度を要する課題は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制を確保している記述はわずかにうかがえる程度。
簡易減速機の取扱い顧客への販路拡大や得意先からの信頼に触れているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
今後の分野開拓への言及はあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
製品の精度は認められているが、同分野で高水準の高付加価値化や高価格化を図るとは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
加工工程が4回から1回になり時間が大幅短縮したと書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数字は示されていない。
高速輪郭加工や多軸連続切削を導入しているが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
成長分野への進出や構造転換の記述はなく、既存の歯車加工から自社製品開発を進めている程度が読み取れる。
滋賀県近江八幡の所在は書かれるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済への貢献は記述されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
歯車加工技術・ノウハウを活かし、「簡易減速機」を取り扱う顧客へのさらなる販路拡大を見込んでいる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%