自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社カワデン
| 事業者名 | 株式会社カワデン |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市此花区 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 34人 |
| 資本金 | 3,600万円 |
同社は電動バルブを主力とし、特に地震などで配管が破裂した際に水の流出を防ぐ緊急遮断弁で独自製品を販売してきた。売り上げの30%を占める看板製品のゼンマイ式緊急遮断弁は一度閉めると開閉動作ができないという難点があった。一方、電気二重層キャパシタ式は国内に競合先がなく売り上げ比率が次第に高まっているが、電動弁業界全体では大きな伸びが望めない状況にある。近年は地震などの災害が増え、震災対策用の緊急遮断弁の需要が今後一層高まると見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
緊急遮断弁の動力に電気二重層キャパシタを用い、その非常用電源として使う新たな制御盤を開発した。地震が発生すると内蔵した感震器が震度を感知し、キャパシタに蓄えた電力で緊急遮断弁を作動させる仕組みである。キャパシタは数十万回の急速な充放電が可能で寿命が約10年と長く、メンテナンスも不要になる。屋外設置を想定して待機電力を抑えた制御基板と感震器を試作し、雷サージ試験機で基板や制御盤本体の破壊試験も実施した。補助事業で雷サージ試験機を購入したことにより、試験のために他の施設へ出向く必要がなくなった。
| 検査測定 | 雷サージ試験機 |
|---|
新しい製品・サービス:電気二重層キャパシタを非常用電源に用いた緊急遮断弁用制御盤
緊急遮断弁用制御盤は長寿命でメンテナンス性が高く、全国各地の貯水槽を中心に採用されることで年間1億~2億円の売り上げ増を見込んでおり、全社売上(平成27年度は10億円)を10~20%押し上げる効果があるとみている。雷サージ試験機の導入により、社内で基板や制御盤の試験ができるようになり、試験のための外部施設への移動が不要になった。その結果、製品の開発期間が短縮され、技術力や品質をさらに高めることにつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ゼンマイ式緊急遮断弁から電気二重層キャパシタ式への発展や、製品開発に注力する方針が事例に具体的に書かれている。
国内に競合先はなく、売り上げの30%を占める看板製品や1,000ヵ所以上の納入実績から、競争優位性が具体的に読み取れる。
制御盤の長寿命化・メンテナンス性改善という課題が示され、年間1億~2億円の売り上げ押し上げ効果も見込まれている。
年間1億~2億円の売り上げ押し上げ、全社売上10億円の10~20%という目標が示され、根拠も比較的明確である。
従業員34名の企業であることはわかるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記載は読み取れない。
長寿命でメンテナンス性が高い制御盤、貯水槽での採用ニーズ、大阪府内数千ヵ所という市場規模が具体的に示されている。
試作の最終段階、市場投入時期の見通し、海外展開の方向性は書かれているが、遂行スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
電気二重層キャパシタ式の緊急遮断弁は国内に競合先がなく、大型品も含め独自製品として市場を開拓している点が明記されている。
震災対策需要の高まり、貯水槽やプール、中国の原発増設による需要など、社会的インフラとしての積極的な理由が書かれている。
年間1億~2億円の売り上げ押し上げ効果は示されているが、補助金投入額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
キャパシタの活用や制御基板の開発は書かれているが、サプライチェーンや地域のイノベーションへの貢献は明確ではない。
中国や東南アジアへの海外展開は書かれているが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
大阪市此花区の立地は示されているが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
緊急遮断弁用制御盤を主力製品に育て、貯水槽や化学プラント、学校のプールなど国内の様々な施設への普及を目指す。中国では原発向けの需要増が見込まれ、東南アジアへの展開も視野に入れている。
製品の開発期間の短縮につながっている
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分