ものづくり補助金平成25年度建設業大阪府

空シャッターガレージを活用した体験型『ガレージショールーム』の展開

株式会社ハウス工芸社

この事例のポイント

  • 建設投資の先細りや人口減少で業界の先行きが不安なため、下請け中心の事業では継続性に不安があった。
  • 空いている自社敷地内のガレージ1台分をそのまま使い、流行のデザインを取り入れたショールームを自社で施工した。
  • 隣接する雑貨店とガレージショールームが行き来できるようになり、注文住宅の顧客を誘導する効果が出ている。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ハウス工芸社
所在地大阪府 大阪府堺市南区
業種総合工事業
従業員数5人
資本金1,000万円
設立1979年

事業の背景

昭和54年の設立当初はゼネコンなどの建築工事の下請けを主な仕事としていた。建設投資の先細りや人口減少による業界の先行き不安から、平成18年頃に建築元請け中心へ大きく事業を転換した。地道な営業と顧客との対話を重視し、これまでに手がけた戸建て住宅は100件を超える。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信建設投資の先細りや人口減少で業界の先行きが不安なため、下請け中心の事業では継続性に不安があった。
  • 集客・繁閑戸建て住宅の営業に欠かせないモデルハウスを、中小工務店が保有するにはコスト的に難しい。
  • 販路・情報発信潜在顧客の掘り起こしや知名度向上が必要だったが、顧客が実際の施工物件に触れる場を用意しにくかった。

やったこと

空いている自社敷地内のガレージ1台分をそのまま使い、流行のデザインを取り入れたショールームを自社で施工した。かかった費用は200万円足らずで、ガレージのシャッターには手を加えず、シャッターを上げるとショールームが現れる趣向とした。ショールーム本体の撮影ではなく、完成までの工事を映像として残してDVDを製作し、あわせて従業員に接客研修を受講させた。ショールームは写真撮影用のスタジオとしても使い、2年ごとに改装して最新の空間を訴求する計画とした。

新しい製品・サービス:ガレージショールーム

事業の効果

隣接する雑貨店とガレージショールームが行き来できるようになり、注文住宅の顧客を誘導する効果が出ている。雑貨や家具が入れ替わることで常に新鮮さが生まれ、この空間が多用途に使われている。幹線道路から外れた場所にもかかわらず来客が絶えず、近隣での雑貨店の知名度も高まっている。

今後の展望

将来的に年20〜30棟の施工を目指し、受注棟数の拡大を目標に掲げている。少子高齢化で新設住宅着工は減少する見通しのなか、地域密着型ビルダーとして顧客ニーズに寄り添うことで活路を見いだす方針である。将来的には地域の目立つ幹線道路沿いに営業拠点を構える構想もあり、ガレージショールームの仕組みを社外の中小ビルダーにも展開することを視野に入れている。

事業者の声

将来的に、年20―30棟ぐらいは施工していきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。