高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
大和鐵工株式会社
成果1日あたりの鉄骨柱大組立本数 2本/日→3本/日
| 事業者名 | 大和鐵工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 吉野ヶ里町 |
| 業種 | 職別工事業 |
| 技術分野 | 機械制御,情報処理,製造環境,接合・実装 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1961年 |
当社は建築工事の中で建物の骨組みとなる鉄骨工事(鋼構造物工事)を行い、建設業者などの取引先から信頼を得てきた。長年、鉄骨の溶接工程のほとんどを熟練溶接工の手作業に頼っていた。東京オリンピック開催に向けて建築需要が高まる中、サイクルタイム短縮と溶接品質の向上が強く求められるようになった。
抱えていた課題
やったこと
鉄骨溶接の生産性と人手不足の解消を目指し、2アーク同時溶接ロボットを導入した。導入したREGARC10トン800□柱大組立溶接ロボットシステムは、無人運転時に作業終了予定時刻やトラブル発生をPCやスマートフォンにメールで知らせる監視機能を備える。パス間温度が一定以上に上がった場合でも冷却休止せず、もう片方のパス作業を連続して開始できる。アーク開始前の自動チェック機能や、スラグによりアークが出なかった場合に開始位置を変えて再開始する制御機能もある。溶接電流・アーク電圧・溶接速度をPCに取り込み、リアルタイムに表示するとともに施工レポートを作成できる。2台のロボットを併用すると、ワイヤカットやセンシングの関連作業とスラグ自動除去を同時に行える。同じ溶接時間内で異なる開先断面の溶接条件を自動生成し、最大6mmの異なるルートギャップを溶接できる。
1日あたりの鉄骨柱大組立本数が2本から3本に増え、溶接の生産性が向上した。2台併用によりシングルアーク溶接システムの約1/2の溶接時間で鉄骨柱1本を溶接できるようになった。主要溶接部の高品質化が実現し、熟練工でなくても高品質の溶接ができるようになった。若い人材の確保にもつながり、人手不足の問題も改善された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
過去の溶接ロボット導入経緯や鉄骨加工事業の位置づけは読み取れるが、経営戦略上の明確な位置づけまでは書かれていない。
建設業者からの信頼や東京オリンピック前の建築需要増に触れ、強みと外部環境が読み取れるが、競争優位の具体的記述は薄い。
熟練工減少による人手不足、手直しコスト、厚板溶接のネックという課題を挙げ、2アーク同時溶接ロボットで解決を図る流れが具体的。
1日あたりの鉄骨柱大組立本数が2本から3本に増加し、溶接時間もシングルアーク比約1/2と数値で示されている。
社員数20人と記載があるのみで、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述は読み取れない。
顧客は建設業者等と示され、品質向上による信頼確保の狙いは読み取れるが、ニーズの裏付けや選ばれる理由の整理は薄い。
今後の展望として見える化や消耗部品管理、若い人材確保を挙げるが、スケジュールや検証方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
鉄骨溶接の自動化で高品質化を図る点はうかがえるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。
若い人材の確保と受注能力の維持、高まる需要への対応がうかがえるが、波及効果の規模は示されていない。
導入で1日の本数が2本から3本になり、コスト削減も挙げられており、投入額に対する効果の方向性が具体的に読み取れる。
ネットワークによるデータの見える化や遠隔通知機能が書かれ、デジタル活用は読み取れるが、業界全体への貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
佐賀県吉野ヶ里町の企業であることはわかるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
ロボットシステムの導入によりコスト削減が実現したことに加え、溶接データの見える化、消耗部品の把握、トラブル時の通信システムの構築が可能となった。これらを活かして競争力をいっそう高めていく。若い人材を確保して受注能力を維持し、高まる需要に積極的に応えていく。
私たちの仕事は3Kと思われがちで人材がなかなか集まりません。現在は機械化・ロボット化が進んでいることをPRして、若い人達にも興味を持ってもらいたいと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%