回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
みどり製菓株式会社
| 事業者名 | みどり製菓株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 39人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1959年 |
昭和34年に創業し、京菓子をルーツとする半生菓子を主に地元の菓子問屋に卸してきた。平成に入り小売店や商店街の活気が失われ、人々が消費する場所が駅やテーマパークなどに変わったと感じたことから、地方素材を使った菓子作りやOEM生産にも取り組み、市場の新規開拓を目指した。現在は大阪府立大学と連携して商品開発から販売促進までを進めている。
抱えていた課題
やったこと
大阪府立大学と連携し、羽曳野産いちじくを使った焼き菓子「大阪いちじくドーナツ」の開発に取り組んだ。タルト生地には同大学の農場で採れた紫芋を使用し、皮ごと乳酸菌発酵させたいちじくゼリーをのせ、いちじくの形に仕上げた。大学に委託した研究により、乳酸菌を使った安定した発酵技術を得た。補助金で充填成形機を導入し、均一かつスピーディーな量産体制を整えた。
| 加工機 | 充填成形機 |
|---|
新しい製品・サービス:大阪府立大学との共同プロジェクト「Habikino無花果いちじくプロジェクト」の第3弾商品「大阪いちじくドーナツ」
皮ごと使えるタルトの開発により、いちじくの収穫期の偏りや保存の難しさ、皮むきの手間などの課題が解消され、環境と体に優しいスイーツの原料を作れるようになった。焼き菓子という新分野に進出し、機械導入で均一かつスピーディーな量産体制が整い、今後の商品開発の可能性も広がった。発売から1年で目標の販売数1万2千箱を達成し、従業員が増えて雇用も生まれ、地元農家の活性化にもつながった。全国からOEM生産の依頼も来るようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
京菓子をルーツに半生菓子を作り続け、OEMや市場開拓を経て大阪産商品へ広げた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
大阪府立大学との連携や羽曳野産いちじくの活用、大阪産認定など、自社と地域の素材・連携力を活かした差別化が具体的に読み取れる。
農家のいちじくの収穫期偏りや保存難、皮処理の問題という課題を整理し、皮ごと加工の商品で解決する計画が具体的に書かれている。
初年度1万5千箱の販売目標を掲げ、発売1年で目標1万2千箱を達成したと数字で示されている。付加価値・賃上げの目標は読み取れない。
従業員39名、大学との委託研究体制や連携の記載はあるが、補助事業の事務処理体制については書かれていない。
大阪産認定や地元素材という価値、映画タイアップや道の駅での販路など、顧客ターゲットと選ばれる理由が具体的に書かれている。
ドーナツの型やオーブン新調による量産体制整備と今秋発売の予定が書かれているが、中長期の検証や課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
皮ごと乳酸菌発酵させたいちじくの原料開発など、焼き菓子分野での新しさは書かれているが、普及度や高価格化の水準は明示されていない。
地元農家の活性化、従業員増による雇用創出、地域PRと経済活性化への寄与が具体的に書かれており、地域経済への波及効果がうかがえる。
補助金額や投入額に対する付加価値額、生産性向上の数値は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえるのみ。
バイオテクノロジーを用いた乳酸菌発酵技術の開発と大学連携は読み取れるが、サプライチェーン全体のイノベーションとしての記載は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
羽曳野産いちじくを活かした大阪産商品で、地元農家の活性化や雇用創出、地域経済の成長に繋がっている点が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今秋発売予定の大阪いちじくドーナツでは初年度1万5千箱の販売を目標とし、ドーナツの型やオーブンを新調して量産体制を整える。今後も地元の産学官連携で地域のPRや経済活性化につなげ、新製品の開発を続ける考え。
「優しい商品作り」をモットーにしています。創業以来作り続ける季節感溢れる美しい半生菓子のように作り手、消費者、かかわったすべての人の心が豊かで優しい気持ちになれるビジネスができたら、と思っています。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
安価な新ブランド両刃鋸として「刃多楽ミニ両刃鋸180mm」を試作開発し、旧商品の木製の柄をプラスチック製のグリップに変更してデザインを変え…
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分