しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
根岸物産株式会社
成果製造ロット 10kg→300kg
| 事業者名 | 根岸物産株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 群馬県藤岡市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1971年 |
当社は群馬県藤岡市の認定B級グルメ「キムトマ焼うどん」を製品化し、市内の飲食店メニューとして提供している。飲食店向けは小口需要が中心で、製造工程の大半が手作りだった。最近は大手量販店から店頭販売可能な商品としての開発要請を受けており、常温流通できる量産品への転換が急務となっていた。
抱えていた課題
やったこと
定量充填機と真空包装機を導入し、充填・包装工程の能力を強化した。レトルト殺菌装置を導入し、製造ロットを従来比30倍まで増やせる体制とした。群馬産業技術センターの協力のもと、発酵条件の検証試験を実施した。発酵では乳酸菌L.brevisをスターターとして添加し、30℃で3日間発酵させると安定してGABAが産生され、乳酸発酵と各種有機酸の生成も確認された。レトルト試験では120℃・115℃・105℃の庫内温度と中心温度を比較し、殺菌条件を検証した。pHを検証した結果、乳酸菌が安定的に増殖してpHが下がり、腐敗菌の増殖が抑えられることを確認した。
新しい製品・サービス:GABA産生乳酸菌による発酵キムトマソース(レトルトパウチ入り)
各種生産設備の導入により、オペレーターの能力差にあったばらつきが解消され、生産性が飛躍的に向上した。一定の商品規格を安定して満たしたうえで、製造ロットを従来比30倍まで増やせるようになった。レトルト殺菌装置の導入により、常温1年の賞味期限が実現し、店頭小売用商品として扱えるようになった。社内評価では見た目・味・食感ともに好評で、市販品として十分通用する感触を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「キムトマ焼うどん」を認定B級グルメとして商品化してきた経緯があり、飲食店向けから量販店向けへ展開する流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
大手量販店から店頭販売の引き合いがあったことは書かれているが、市場動向や自社の強み・弱みの分析にはふれられていない。
量産化に向けた課題として充填・包装工程の能力強化や常温流通の必要性が挙げられている。ただし課題の解決が事業計画としてどう高付加価値化につながるかは示されていない。
製造ロットを従来比30倍まで増大可能になり、常温保存で賞味期限を1年に延長したと具体的に書かれている。付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
公開されている事例からは、人材や事務処理体制について読み取れる記述はほぼありません。
量販店の店頭販売用商品という顧客ターゲットと、社内評価で見た目・味・食感が好評だった点が書かれている。
レトルトパウチに加え、ビン詰めや麺とのセット商品化など今後の展開が書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体的ではない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
GABA産生乳酸菌による発酵キムトマソースという差別化がうかがえるが、市場の普及度や高価格化の水準は示されていない。
地域の認定B級グルメを活かした商品化とあるが、雇用創出や波及効果の数字や記述は見当たらない。
製造ロット30倍化や賞味期限延長の効果は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数字はない。
群馬産業技術センターとの協力や乳酸菌を用いた発酵工程の検証はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
藤岡市の認定B級グルメを地域資源として商品化しており、地域の特性を活かした取組であることは読み取れる。
今後の事業化に向けて、今回検証したレトルトパウチに加え、ビン詰めによる増量タイプや麺とのセット商品化など製品ラインナップを拡充し、消費者への訴求力を高めたいと考えている。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。