高齢者施設向け「カシデリ」事業の物流整備とIot導入によるオートメーション化
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
株式会社エンジニア
成果実物見本の作成期間 5日→2日
| 事業者名 | 株式会社エンジニア |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市東成区 |
| 業種 | 機械器具卸売業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 33人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
1948年の創業以来、電気・電子機器業界のプロ向けに多くの作業工具を手がけてきた。2002年(平成14年)発売のプライヤー「ネジザウルス」は改良を重ね、累計販売は288万本(平成28年7月現在)に達している。ホームセンターを通じて一般消費者にも知られ、自動車板金用や二輪・自転車販売向けにも販売している。
抱えていた課題
やったこと
CADデータから素早く正確に造形できる高性能3次元プリンターを導入した。設計から試作品を造形し、実際の使用を検証する試行錯誤を効率化した。実物見本の作成は、従来の削り出しから3Dプリンターによる造形に切り替えた。デザインレビューや特許・意匠の出願時の打ち合わせにも実物見本を用いた。
| 加工機 | 高性能3次元プリンター |
|---|
新しい製品・サービス:皿ネジが外せる特殊ドライバー『バズーカ』(2016年3月にケルンの展示会に出展)
3Dプリンターの導入により、実物見本の作成期間が大幅に短縮され、新製品の開発時間も2分の1から3分の1に短くなった。個別デザインでは、短時間でさまざまな形状を作れるようになり、デザインレビューで妥協のないブラッシュアップができるようになった。開発精度も向上し、特許や意匠の早期出願にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ネジザウルスの改良と累計販売、3Dプリンター導入による開発工程改善が事業の流れとして書かれ、一貫性が読み取れる。
ホームセンター販売や医療・海外展開を狙う記述はあるが、市場動向と自社資源の強み弱みの分析は具体的に書かれていない。
外注10日・自社5日が2日に短縮し、開発時間が2分の1から3分の1に短縮と、課題と効果が数字で示されている。
付加価値額や賃上げの数値目標は書かれておらず、販売本数や開発時間の結果のみで目標値の設定はうかがえない。
社員の半数以上が知的財産管理技能検定の有資格者となったと人材体制の記述があるが、事務処理能力の詳細は薄い。
ネジザウルスの一般消費者向け認知や自動車板金・二輪向けの用途は書かれているが、顧客ターゲットの整理は十分でない。
今後は医療分野や米国・欧州への展開、特許・意匠の保護が書かれているが、スケジュールや解決方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
ネジザウルスの累計販売や医療などのニッチ市場への展開が書かれ、高付加価値の工具という位置づけはうかがえる。
工具が製造現場の生産性向上に貢献するとあるが、雇用創出や波及効果の定量的な記述はわずかにうかがえる程度。
開発時間が2分の1から3分の1に短縮と効果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
高性能3Dプリンターによるデジタル設計から試作までの活用が書かれ、デジタル技術の活用は読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪の地域性を活かした遊び心のある工具という記述はあるが、地域経済の成長を牽引する具体的な記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は電気や水道の分野、医療などのニッチな市場、米国や欧州への展開を狙う。特許や意匠などの知的財産を守りながらブランド力を高める必要がある。
自分が設計したモノがすぐに目の前にできるので、士気も高まり人材育成にも役に立った
公式の事例集より(原文のまま)
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
複数の生産性向上設備として、畳割付計算システム、両框切断機、全自動両平刺機、ホットプレス機、畳表折曲機、両框切断機付框縫機を導入した。
効果:生産能力(1日あたり) 10枚→112枚
製品形状を円形から正方形に変更し、一軸方向へのスライドで着脱できるスライド構造の床排水トラップ「スライドロック」を開発した。
効果:洗濯機の排水ホース内に残ってしまう排水量を大幅に少なくすることができた。