回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
豊栄産業株式会社
成果通販事業の売上 5,000万円→10,000万円
| 事業者名 | 豊栄産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 枚方市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
昭和28年に段ボール製函メーカーとして創業し、現在はSP(セールスプロモーション)事業が売上高の60%強を占める主力事業である。ディスプレー分野では木・アクリル・鉄などから紙や段ボールへ材質を移す傾向が強まっている。通販事業は当時、商品構成の拡充により売上が5,000万円程度であった。
抱えていた課題
やったこと
カッティングマシンを増設し、試作サンプルを効率的に作れる体制を整えた。微細加工が可能なレーザーカッティングマシンを導入し、細かい曲線カットや厚みのある素材の表面のみの掘削加工など、美粧性とデザイン性の高い加工を可能にした。特殊インクジェットプリンターを導入し、過去に手がけた印刷サンプルを試作して、オフセット印刷と同程度の品質で商業用途に耐えるかを検証したところ、良好な品質と感触が得られた。試作ではままごと玩具やアクリル板のキーホルダーなどの小物を製作した。
| 加工機 | サンプルカッティングマシン |
|---|---|
| 加工機 | レーザーカッティングマシン |
| その他 | 特殊インクジェットプリンター |
新しい製品・サービス:子供用ままごと玩具、アクリル板のキーホルダーなどの個人向け小物・雑貨
サンプルカッティングマシンとレーザーカッティングマシンの導入により、従来の機械設備と比べ作業スピードが30〜50%程度高速化し、製品開発期間が短縮された。オペレーターの負担も軽減された。加工性が向上したことで、キッチンやハウス、家電製品、棚や机などへと商品アイテムを広げることができた。アクリル、木、ガラス、フエルト、ゴム、革、金属など新たな素材の加工が可能になり、個人向け商品の開発に新たな展開が生まれた。
成長著しい海外事業の模索として東南アジアの市場性を調査し、フィリピンに魅力と成長性を感じてオンデマンド印刷の事業を立ち上げた。将来的にはディスプレーやパッケージなど国内での事業経験を生かし、事業のすそ野を広げる計画である。大人向け商品の開発にも挑む。
国内だけでは視点が限られる。海外から見る日本や、海外から海外を見る機会を得て視野が広がった
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。