シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
エス・パックス株式会社
| 事業者名 | エス・パックス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 100人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
同社は紙加工品の製造業で、化粧箱などの包装物を顧客に提案している。主要な顧客は地場企業であり、県外資本の大手ライバル会社に対抗するため、地域密着型の営業体制の強化が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
高性能カラーフォトセンサーを備え、原点位置や座標の傾き・距離を補正できるカッティングマシンを導入し、印刷されたデザイン面を正確な位置でカットできるようにした。高画質プリントで豊かな色彩と光沢のある画像を再現できるUVプリンターを導入し、完成品に近いサンプル箱を制作できるようにした。UV照射時の発熱量を大幅に低減したUVプリンターにより、熱の影響を受けやすいメディアにも印刷できるようにした。プリント後すぐに硬化するUV硬化インクを用い、乾燥待ちが不要になって作業時間を大幅に短縮した。印刷後の箱の展開図を自動でカットできるカッティングプロッターも導入した。
高性能な機械の導入により、正確な位置でのカットと高画質なプリントが可能になり、完成品に近いサンプル箱を制作できるようになった。UV硬化インクの採用で乾燥時間が不要になり、プリントから加工までの作業時間が大幅に短縮された。デザインから製造までのリードタイムも短縮され、短期間で密度の濃い提案ができるようになり、顧客の満足度向上に貢献できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
過去の取組との一貫性は文中に示されず、既存の化粧箱提案の手作業やカラープリンターの課題が書かれているだけである。
顧客満足の向上や地域密着型営業への言及があり、大手県外資本に追いつく意図が書かれているが、市場動向の数値は示されていない。
手作業の貼り合わせやカラープリンターによる色再現の課題を認識し、UVプリンターとカッティングマシンで解決した経緯が具体的に書かれている。
リードタイム短縮や作業効率の飛躍的向上は述べられているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
オペレーターの技量向上に努めたとあるが、人材体制や事務処理能力の具体的な記述はない。
完成品に近いサンプル箱を提示でき顧客満足が上がる点、POPツールも提案する顧客ターゲットが明確に書かれている。
機械の特性把握やPOP提案といった今後の方向性はあるが、スケジュールや課題解決の方法は詳しく書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
完成品の印刷状態に近いサンプル箱を制作する高付加価値化が示されるが、分野全体の普及度や高価格化の数値は書かれていない。
地場企業との取引やPOPツール提案による地域密着型の展開がうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
公開情報では判断できません。
UV硬化インクやカッティングマシンなどのデジタル機器を活用した点は読み取れるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
地場企業を主要顧客とする地域密着型営業が書かれ、地域の特性を活かした事業だとうかがえるが、雇用や成長の数値はない。
主要な顧客である地場企業に対し、店頭POPやイベント販促品などのPOPツールも化粧箱と一緒に提案し、地域密着型の営業を展開して県外資本の大手ライバル会社に追いつくことを期待している。顧客の要望に迅速に応え、満足いただける商品ときめ細かなサービスを安定して提供していく方針である。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
生産工程を改善するため、高性能の研磨設備を2台導入し、消耗品・部品を共通化するとともに、1台に不具合が生じても生産に影響が出ないようにした。
効果:塗装の乾燥時間 2日→0.67日