ものづくり補助金平成26年度製造業神奈川県

業界初! 映画フイルムの化学的劣化診断、及び、撮影と上映に関わる周辺保守部品のカスタマイズ製造サービス

株式会社足柄製作所

この事例のポイント

  • デジタル化の進展によりアナログ関連商品が製造中止になるなど需要が停滞している。
  • 映画フイルムの劣化を分析する分析機器を導入し、映画フイルムの劣化を分析してその有用性を実証した。
  • フイルム映画を後世に残すための劣化分析や3Dプリンタを活用した部品製作など独自サービスを開発し、アナログメディアの保存の重要性に着目した取り組みを行った。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社足柄製作所
所在地神奈川県
業種金属製品製造業

事業の背景

デジタル化の進展によりアナログ関連商品が製造中止になるなど需要が停滞する中、一部のプロやマニアにはアナログ商品の需要が引き続き存在していることを発見した。フイルムが劣化して酢昆布のような状態になる「ビネガーシンドローム」が起きると映写機による投影に耐えられなくなる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力デジタル化の進展によりアナログ関連商品が製造中止になるなど需要が停滞している。

やったこと

映画フイルムの劣化を分析する分析機器を導入し、映画フイルムの劣化を分析してその有用性を実証した。劣化の進行度を定量的に診断することで、コンテンツ活用やフイルム修復を必要なタイミングで実施できるようにする化学的劣化診断サービスを開始した。さらに3Dプリンタを導入し、映画関連部品を製作した。3Dプリンタによるカスタマイズ部品についても、映画関連部品への細かいニーズに対応し、製品化や販促品としての活用を今後の営業に生かす。

その他分析機器
加工機3Dプリンタ

新しい製品・サービス:化学的劣化診断サービス、3Dプリンタによるカスタマイズ映画関連部品

事業の効果

フイルム映画を後世に残すための劣化分析や3Dプリンタを活用した部品製作など独自サービスを開発し、アナログメディアの保存の重要性に着目した取り組みを行った。化学的劣化診断サービスの開始により、コンテンツ活用の機会を逃さない体制を整えた。事業展開を強化し、顧客との接点を増やすことを目指している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    フイルム劣化分析や3Dプリンタ部品製作など独自サービスを開発し、アナログメディア保存に着目した取組として事業展開を強化すると記載されている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    デジタル化で需要が停滞する中、一部のプロやマニアにアナログ商品の需要が残ることを発見したと記載されている。強みの具体的な裏付けは薄い。

  • 課題の認識と解決3

    フイルムの劣化を早期に発見し、機会を逃さずコンテンツを活用したい需要に化学的劣化診断で応えると課題と対策が書かれている。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    劣化診断サービスと映画関連部品への細かいニーズへの対応が示されるが、顧客像や選ばれる理由の整理は読み取りにくい。

  • 事業化までの道筋2

    導入の検討や3Dプリンタ導入など段階は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    アナログフイルム関連は需要が停滞するニッチ分野で、一部のプロやマニア向けに特化していることが書かれている。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    フイルム映画を後世に残すための保存という文化的な公益性が事例の目的として書かれている。

  • 費用対効果2

    分析機器や3Dプリンタへの投資と有用性の実証は書かれているが、費用対効果を示す数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献3

    3Dプリンタや劣化分析機器を用いた独自サービスで、映画業界の保存と活用に新たな取組を示している。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    デジタル化によるアナログ需要の停滞から、保存事業への転換がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。