ものづくり補助金平成25年度製造業大阪府

堆積土砂を改良土にする独自リサイクル方法での循環型社会への貢献

株式会社よしひろ商店

この事例のポイント

  • 残土の処理工程で課題が噴出し、作業の効率化が必要だった。
  • ダンプが残土を持ち込むスペースとして容量72㎥の処理用の枡(ピット)を2か所設置した。
  • 固化剤のセメント粉の飛散を抑えたことで、周辺への影響が減り現場作業の環境が改善した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社よしひろ商店
所在地大阪府 堺市
業種窯業・土石製品製造業
従業員数11人
資本金1,000万円
設立1982年

事業の背景

代表者は大手運送会社でダンプカーの運転手を経て、昭和57年に独立し運送業「よしひろ商店」を創業した。平成7年に法人化し、ブロックや砂などを販売する建材業にシフトした。市中で大手ホームセンターの出店が相次ぎ価格競争が始まったため、大手量販店が手がけない建設残土の処理に着目し、平成20年に残土処理専用の工場施設を構えて新事業を始めた。残土のリサイクル事業は公共工事から一般工事へ広がり、持ち込まれる土砂の増加とともに土質も多様になっていった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力残土の処理工程で課題が噴出し、作業の効率化が必要だった。
  • その他再生処理で出た副産物(ゴミ混じりの土砂)は産業廃棄物として扱われ、保管場所の確保が必要になっていた。
  • その他固化剤のセメント粉が周辺に飛散し、現場作業の環境が悪かった。
  • 集客・繁閑大手ホームセンターの出店が相次ぎ、扱い商品の価格競争が起きていた。

やったこと

ダンプが残土を持ち込むスペースとして容量72㎥の処理用の枡(ピット)を2か所設置した。固化剤となるセメントを載積する建屋を構築し、セメント粉の飛散を抑えるため建屋を飛散防止用シートで覆った。攪拌用ミキシングミキサーおよび土砂搬送用バックフォー(パワーショベル)を導入し、固化剤の混練工程の作業時間を短縮するとともに、効率的な土砂搬送を可能にした。これらの作業効率化を図る設備や機材の導入を補助事業として申請した。

その他残土受け入れピット(枡)2か所
加工機攪拌用ミキシングミキサー
加工機バックフォー(パワーショベル)

事業の効果

固化剤のセメント粉の飛散を抑えたことで、周辺への影響が減り現場作業の環境が改善した。攪拌用ミキサーとバックフォーの導入により固化剤の混練作業時間が短縮され、効率的な土砂搬送ができるようになった。持ち込まれた残土を必要な工程で処理しリサイクルする体制が整い、作業対応の効率化で業界での認知度が高まった。今後は処理できる産業廃棄物の品目を広げる体制づくりも進めている。

今後の展望

廃プラスティックス、木くず、ゴムくずなどの産業廃棄物の追加認定を登録申請している。将来は汚染土壌以外の土をすべて扱えるようにする方針である。処理能力の向上に向けて施設の改造や各種設備・機器の拡充を進める計画がある。循環型社会への需要はますます高まる傾向にあり、事業のさらなる拡大が見込まれる。

事業者の声

独自で確立した技術的ノウハウや実績、さらには新たな設備機器の導入が事業発展の推進力になっている

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。