後継者のいない機材レンタル会社を引き継ぎ、地域の工事業者を支える拠点に

株式会社アヅミエンジニア✓ 経産省などの認定・選定

成果元請企業から、機材をまとめて発注できる点を評価されている。

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この事例のポイント

  • 空調設備工事の会社として創業し、大手メーカーとの直接取引にまで広げてきた。
  • 下請業者や仮設資材の不足、地元の工務店とのつながりの薄さが課題だった。
  • 紹介を受けた建設機械のレンタル会社を、株式譲渡で引き継いだ。
  • 本社をレンタル顧客向けの事務所に改装し、取引先1,152先にDMを送った。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アヅミエンジニア
所在地大阪府
業種空調設備工事
従業員数18人

事業の経緯

大阪府で2013年に空調設備工事業として創業した。機器を設置するだけでなく、現場ごとの課題を解き、施主や元請が求める空調の性能を実現する方法を提案して信頼を築いてきた。

エアコンの設置工事から始まり、工場や役所、ホテル、換気が大切な焼肉店などの工事を多く請け負うようになった。

業務が広がるにつれて、下請業者の不足や資材の確保、地元の工務店とのつながりの薄さが課題になった。そこへ後継者のいない建設機械のレンタル会社を紹介され、2022年8月に株式譲渡で引き継いだ。

本社を改装し、地域の小さな工事業者が事務を行える場をつくった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 下請業者と資材の不足業務が広がるにつれて下請業者が足りなくなり、仮設資材や工具を必要なときに必要な量だけ確保しにくくなっていた。空調メーカーや大手のサブコンには強い一方で、地元の工務店とのつながりは十分でなかった。

やったこと

  1. レンタル会社の引き継ぎ後継者のいない建設機械のレンタル会社を紹介され、相乗効果が見込めたため、2022年8月に株式譲渡で引き継いだ。
  2. 本社の改装本社を自社の事務所と、レンタルの顧客向けの事務所に改装した。利用者が積算見積もりや作図、材料の発注、日報や請求書の作成などを行えるようにした。
  3. ホームページとDMホームページを作って認知度を高め、そこから相談を受けられるようにした。取組を知らせるため、取引実績のある1,152先にDMを送った。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 引き継いだことを元請企業に知らせると、機材をまとめて発注できる点を評価された。
  • DMを送ってから日が浅く、新事業への反応はあるものの、目立った実績にはまだつながっていない。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.0 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的下請業者・資材不足と地元工務店とのつながりの薄さという課題があり、その解決として事業承継を選んだ目的が明確に書かれている。

もう一歩だった観点

  • 2
    売上・利益の見込み元請企業から機材の一括発注を評価されたとあるが、売上や利益の増加額は示されず、DM後も目立った実績にはつながっていない。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    下請業者・資材不足と地元工務店とのつながりの薄さという課題があり、その解決として事業承継を選んだ目的が明確に書かれている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    2022年8月に株式譲渡で引き継ぎ、本社改装、ホームページ、1,152先へのDMという実施内容が示されており、計画は具体的に実行されている。

収益性2.0
  • 売上・利益の見込み2

    元請企業から機材の一括発注を評価されたとあるが、売上や利益の増加額は示されず、DM後も目立った実績にはつながっていない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    後継者のいないレンタル会社を引き継ぎ、地域の工事業者を支える拠点として事業を継続させる構想が示されている。成長の見通しは具体的に書かれていない。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

補助金・助成金

  • 事業再構築補助金(第6回)中小企業庁・715万円

事業者の声

被承継者が元請企業に対し、同社を承継したことをアナウンスしたところ、想像以上に機材関係をまとめて発注できることにメリットを感じていただいている。

大阪府の空調設備工事(従業員18名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

引き継いだ会社の顧客には、昼は現場で働き、夜に経理や見積もりをこなす小さな事業主が多い。その困りごとを解消して関係を深めたい。

他業種とのつながりを強め、自社だけでは請け負えない工事も受けられる仲間づくりを進めており、他の業者への工事の依頼も少しずつ実現している。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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